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秒で話を組み立てるための視覚→伝達の猛特訓

私は以前テレビとラジオの生放送に出演していました。
週6回→テレビ
週1回→ラジオ
あれ?休みがない(笑)

とても楽しかったしとても勉強になりました。
その実績が今のお仕事に役に立っているという自負もあり
当時の環境にとても感謝しています。

生放送というのはご存じの通り1発勝負。
撮り直しもやり直しもできません。
リハーサルをしていても突発的なことが起こったり
緊急ニュースが入ってきて
生放送の最中にいきなり放送時間の短縮を求められたり
あわわ…となることも決して少なくない…。
そんな冷や汗タラタラでフリーズしそうになっても
何とか、本当に何とか乗り切った経験が
多くの人たちの役に立てないかなーと思っていたら

「急に話を振られた時、いつも慌てちゃうんですよねー」とか
「想定外の質問をされたら焦ってしまうんですよねー」とか
そういったお話を聞くようになり

【急な振りにも焦らず慌てず対応できるスキルを
   咄嗟力と名付けよう】

と勝手に決めました。
瞬発力とも言えますかね。

私たちは
・自分の目で見たもの・こと
・自分の耳で聞いたこと・もの
・自分が経験したこと
を通してしか言葉を紡ぎ出せません。

急に振られて言葉が出てこず
頭が真っ白になってしまうことを阻止するためには
↑の3つのどれかから言葉を引き出す必要があると
私は思っています。

普段はどれか1つということはなく
これら3つが絡み合って
頭の中で処理・整理されて
そして言葉が口から出ていると思いますが
急な振りに対して言葉を出すには
五感の中で私たちが最も使う「視覚」を
上手に活用すればOK。

まずは目に見えるものを言葉にする練習。

2人組になって
片方がもう片方の前に物をいきなり出す。
スマホとかペンとか身近なものでOK。
出された側はその特徴を単語で良いので
どんどんどんどん声に出す。
制限時間と目標個数を決めると
ゲーム感覚で楽しめます。

スマホであれば
「黒」「半年前に機種変をした」「格安スマホ」とか。
目に入ってきたものをまずはアウトプットするという練習ですね。
慣れてきたら単語ではなくて「主語+述語」が含まれている
文章を言葉に出す練習。
更に次は
「幸せ」「怒り」「不安」「リラックス」など
形が無いものに対してどれだけ瞬時にアウトプットできるか?
の練習。

咄嗟力がテーマの研修やセミナーでは
こんなことをワイワイ言いながらやっていただいています。

すると、実際に咄嗟力が必要よ!という場面がきても
超焦ったりフリーズしてしまったり
ということが徐々に減ってきます。

時間をかけて考えるべき場面には適していませんが
時間が勝負っす、という場面ではこのスキルは
結構役に立ちますよー。

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