見出し画像

【撮影試験】SONY VLOGCAM ZV-1(静止画)

ソニー製のVlog用コンパクトデジタルカメラ、「VLOGCAM ZV-1」で静止画撮影試験を行いました!

↓紹介記事はこちらです。

↓動画撮影試験はこちらからどうぞ。


各焦点距離・絞り別撮影(日中)

※DLO・HDR設定なし、ISO感度は100で固定

24mm

F1.8(開放)
F2.2
F2.8
F4
F5.6
F8
F11


70mm

F2.8(開放)
F4
F5.6
F8
F11

日中撮影分は上野・不忍池にて。
1型センサーでありながら開放から解像感が良く、メモリー一体型積層型CMOSセンサー「Exmor RS(エクスモア アールエス)」の強みが非常に良く出ている。
ただし、広角側の開放付近は空が白飛びするので、F4以降が適切。
望遠端側でも非常に解像感のある写真が出来ているので、RX100の機能をそのままそっくり取り入れたVlog用カメラと言って良いだろう。


各焦点距離・絞り別撮影(夕暮れ)

※DLO・HDR設定なし、ISO感度は400で固定

24mm

F1.8(開放)
F2.2
F2.8
F4
F5.6
F8
F11


70mm

F2.8(開放)
F4
F5.6
F8
F11

夕暮れはISO400に設定して上野駅を撮影。
前回はスマートフォンのXperia 5 IIIで同じ場所を撮影しているが、前者が1/1.7インチなのに対し、こちらは1インチなのでセンサーサイズが大きい分解像感も高めとなっている。ISO400程度でも画像のザラつきは出て来なかった。


各焦点距離・絞り別撮影(夜間)

※絞り値は全て開放側(F1.8またはF2.8)、ISO感度は全て800で固定

24mm

24mm(DLO)

24mm(HDR)

70mm

70mm(DLO)

70mm(HDR)

夜間撮影は全て開放側にしてノーマル・DLO・HDRの3パターン撮影。
ここでも1型CMOSセンサーの強みが出ていた。拡大すればザラザラ感は出るものの、パッと見た感じではザラザラしてないかのよう。陰影もしっかりと出ておりカメラらしさが際立つ。
HDRに設定するとよりきれいな写真になるので、画質を見てもiPhoneのカメラに匹敵するレベルでは無いだろうか。


気になる点

夜間撮影においてISO感度を上げすぎるとザラザラ感が出やすいので、センサーサイズの大きいフルサイズ・APS-C一眼利用者からすると画質に対し物足りなさを感じそう。
スマートフォンのカメラからのステップアップや、ちょっとした撮影などでは差し障りは無いと見て良い。


感想

「Vlog用カメラ」と言う特性上、ビデオカメラと言う位置づけに当たる当機種。しかし、静止画においても積層型CMOSセンサーにより解像感の強い写真が出来るので、Vlog利用者で無くてもOKと言えるカメラである。
(静止画重視であればRX100シリーズをすすめる)
スマートフォンのカメラと違い、れっきとしたスチルカメラになるので陰影もバッチリ。スマートフォンのカメラからのステップアップ用としても良い。

ソニーのカメラはキヤノンやニコンと違い、テレビ(受像機)を製造している会社であるが故、画質を求める傾向が強いせいかHDRにおいては非常に優れており、iPhoneのカメラにも引けを取らないぐらいの画質性能を誇っている事がわかった。
話は変わるが、現在販売しているXperiaのカメラにミラーレス一眼「α」の技術が取り入れられるぐらいの事を考えると、現行モデルのXperiaはiPhoneの強力なライバルにのし上がるレベルになったと見て良いだろう。

当機種はVlog用カメラではあるが、RX100シリーズがベース機種と言う事もあり、αの技術を活かしたVlog用カメラと言っても過言ではない。
2021年9月にはαのAPS-C機ベースとなるZV-E10が発売され、VLOGCAMは当機種と合わせて2機種による展開となった。これからVLOGCAMを購入しようと考える場合、ソニーEマウント機を所持している方やレンズ交換を楽しみたい方はZV-E10、Eマウント機を持っていない方や手軽にVlogを楽しみたい方はZV-1の購入をおすすめする。

※画像は全てJPEG撮って出しのものを使用しています。

私が執筆した記事をご覧いただきありがとうございます。 「記事が面白かった!」「興味が湧いた!」と思いましたらサポートをお願いします。 是非よろしくお願いします!