【レビュー】SONY Xperia 5 V
Xperia 5 IIIを購入してから2年が経過したため、このタイミングで新しいスマホ「Xperia 5 V」へ変更しました。
説明などについては下記リンクに載せていますので、こちらからご覧ください。
Xperia 5 Vは音の性能、カメラの性能など色々と取り上げられますが、ここではカメラの性能に絞ってレビューしていきます。
カメラの概要
Xperia 5 Vのカメラはリアに2種類、フロントに1種類搭載されています。
全レンズに「ZEISS T*(ツァイス ティースター)」コーティングがされており、5 IVに引き続き高画質化に向けた加工がなされています。
リアカメラ
リアカメラは5 IVまで3種類(超広角・広角・望遠)でしたが、5 Vからは2種類(超広角・広角)に削減されています。センサーサイズは下記の通り。
超広角レンズ(16mm相当)
1/2.5型1200万画素CMOSセンサー「Exmor RS for Mobile」
広角レンズ(24mm/48mm相当)
1/1.35型1200万画素CMOSセンサー「Exmor T for Mobile」
フロントカメラ
フロントカメラは従来とほとんど変わらず1200万画素CMOSセンサーで「Exmor RS for Mobile」と思われます。焦点距離は不明です。
撮影性能
JPEG形式のほかにRAW(DNG形式)での撮影も可能となっていますので、JPEG撮って出しとRAW現像分を両方掲載します。
なお、カメラは全てリアカメラを用いています。
広角レンズ(24mm相当)
広角レンズでの撮影例だが、画質は非常に良好と言ってもおかしくはない。RX100やZV-1シリーズに搭載されている1型センサーに近いイメージセンサー(1/1.35型)を搭載している関係からか、5 IIIよりも良くなっている。
JPEG撮って出しの場合ソニー特有(?)の葉の緑が強く出る傾向が見られた。そのため、RAW現像では自然な感じを出すためあえて抑え気味に。Exmor Tでも緑が強く出るのは変わらない。
(詳細はこちら)
広角レンズクロップ(48mm相当)
広角レンズのクロップでの撮影例だが、こちらも画質は非常に良好。
JPEG撮って出しで出てくる「葉の緑が強く出る」点は変わらないが、気に食わなければRAW現像で緑色を抑えてあげると自然に近くなる。
超広角レンズ(16mm相当)
超広角レンズでの撮影例ですが、イメージセンサーはXperia 5シリーズから続くExmor RS for Mobileなので、従来製品と変化はほとんどない。
RAW現像は緑を抑える方向で行ったが、抑え過ぎてしまった。
物撮り
物撮りではRAW現像の方がトリミングを行っているため、実際の画角ではありませんが、ピントを合わせるところを変えれば最適と言えるでしょう。蛍光灯下での撮影のため撮って出しでは青みがかかりますが、RAW現像すると実際の目で見たような感じに近くなる。
オークションなどでの物撮りの場合は照明を併用した方が良いかも。
夜間撮影
夜間撮影は明るい場所では殆ど問題なしと言っても良いが、完全な暗所ではISO感度の影響を受けてザラザラな写真に。
いくらデジカメの性能に近いとは言えども、センサーサイズの影響は受けやすいので、明るい場所であるならOKかなと言ったところだろうか。
最後に
今回は「SONY Xperia 5 V」のカメラレビューについてお届けしました。
イメージセンサーの大型化に伴い、画質は良くなりましたが、暗所のノイズに関しては1型よりもやや小さめのセンサーなので街灯が照らされている明るい場所ではほとんど問題ないものの、街灯のない暗い場所では当たり前ですが厳しいという感じでしょうか。
都会の夜景やイルミネーションについては、このカメラでもほぼ問題なく撮影出来るかと思います。
ソニー製という事もあってか、葉の緑が強く出る傾向はこのExmor Tでも表れました。RAW現像の際は緑色の彩度や明るさを抑えることで自然な表現が出来ますので、「緑の色が強いなぁ?」と思った時は是非RAW現像で対応してみてください。
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