電子書籍の失敗（楽天kobo/Kindle/Google play books比較）
最近、電子書籍を今までよりも積極的に使うようになりましたが、今回は失敗のお話です！
結論から言うと、「読むだけ」なら楽天koboでもいいですが、諸機能を使うならKindleかGoogle play booksがいいです。
作品分析のために引用を打ち込む作業をしていて、時間と労力がもったいなくなり、手作業ではミスも生じやすくなって良いことがないので、電子書籍を購入することにしました。
本文がコピーできればいいと考え、クーポンで安くなりポイントもたくさんつく楽天koboで購入しました。作業を進めるうちに、「ちょっと不便」が積み重なりました。
楽天koboで不便なこと3つ
ハイライトが端末間で同期できない
検索機能が不完全
iPadのsplit view非対応
1.ハイライトが端末間で同期できない
iPhoneで引いたハイライトをiPadで確認しようとしたところ、反映されていませんでした。調べてみると、ヘルプページに不具合の記載がありました。
「現在各端末間で同期ができない事象が発生しています。現在改修対応中のため、ご迷惑をおかけしておりますが改修までお時間をいただければ幸いです。」（https://kobo.faq.rakuten.net/detail/000001530 2022/8/26閲覧）
2021年8月（今から約1年前）にこの不具合を報告しているブログを見つけました。不具合が1年このままなのか、再び起きたのかわかりません。
大きい問題ではないですが、iPadを持っていない時にiPhoneでハイライトして、後からiPadで確認するようなやり方ができないのは地味に困ります、地味に…。ちなみに、読んだ箇所は同期されるので、端末をまたいで続きから読むことには問題ありません。
2.検索機能が不完全
電子書籍でもっともありがたいのは、本文の検索機能です。ある登場人物や台詞や場面を探すときに便利です。しかし、ここにも問題がありました。検索すること自体はできますが、表示に不備がありました。
試しに、今回買った『ムーミン谷の冬』で「モラン」と検索してみます。
「無題の章」って何！？これも地味だけど、本当に地味だけど、検索先に飛べば章がわかるだろうけど、ややストレスです。
結局Kindleで買い直したのですが、Kindleでは章が表示されます。
3.iPadのsplit view非対応
課題にかかわる箇所の引用を本の中から探して抜き出し、分析する作業をしています。iPadの「split view」機能でExcel（もしくはWord）と電子書籍を並べて表示できるといいのですが、楽天koboアプリはsplit view非対応でした！！！
kobo立ち上げてコピペして閉じて、Excel立ち上げてペーストして閉じて、の繰り返しはこれもまた地味だけど面倒です。しかもExcelアプリは一度バックグラウンドにして戻すと表示が安定せず真っ白になることがわかりました。地味にストレスがたまります。
Kindleはsplit viewに対応しています。（確認してから買いました）
「読むだけ」なら楽天kobo、諸機能を使うならKindle（もしくはplay books）
楽天koboが使いにくいという話になりましたが、読むだけなら楽天koboがいいと思います。クーポンで安く購入できるのは大きな利点で、楽天ポイントは条件によりたくさんつくこともあります。
しかし、読む以上のことをするのなら、Kindleが便利です。
今回は同じ本をkoboとKindleで買ったのでkoboとKindleで比較しましたが、Google play booksもsplit viewに対応していて、端末間の同期や検索にも問題なさそうです。また、ハイライトやメモの一覧があるのものKindleとGoogle play booksの利点です。
Kindleは選択箇所を引用として共有する機能があり、引用のURLを作成してくれるので、電子書籍にしかない本の引用元を記載する場合は便利だと思います。
Google play books独自の利点は、Kindleにない本を取り扱っていることです。トーベ・ヤンソンのスウェーデン語原書は今のところGoogle play booksでの取り扱いが多いです。少し前にこの件について書きました↓
電子書籍を買う前に用途をきちんと考える必要があると学びました。
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