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ヒント|人生

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人生のヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん 谷尻誠さん
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#コラム

頭一つ抜きん出ない人はコスパ思考が強い

最近はなんでもかんでも「コスパ」で測るようになった。グルメも旅行も本も映画も。なるべく安いコストと短い時間でリターンが多い方を選ぶ。ぼくもついついそういう思考をしてしまうことは多い。 ただ、こうした「目先のコスパ思考」を若いうちからずっと続けていると、グンと成長することもないし、それが豊かな人生につながるようにも思えない。頭一つ抜きん出るような人になることもできない。 「この本を読んでメリットがあるか?」「このイベントに行ってリターンがあるか?」「この作業をして得をするの

「やりたいこと」なんて別になくていいんじゃない?

「で、竹村さんは何がやりたいんですか?」とたまに聞かれる。 「うーん、そうですね、新しい出版のカタチをつくりたいですかね」 「編集視点でライティングできるようになりたいですね」 「おもしろい人の声をより多くの人に届けたいんですよね」  その都度、それっぽい答えを導き出す。もちろん、どれもウソではない。正直な想いだ。だけど…… 「何がやりたいか、なんて、そんなものわかんないよ!!」  と思ってる自分もいる。「そんな難しいこと聞くなよ」と。これも正直な想いだ。  人生に

給料は麻薬だ。

 ぼくが会社を辞めようと思ったのは、昨年の秋ごろだ。  しかし、すぐには辞められなかった。進行中のプロジェクトがあったこともあるが、正直な話、ぼくを引き止めていたのは「お金」だった。  給料は麻薬みたいだ、と思った。  会社員は、毎月毎月決まった日にお金が振り込まれる。これは得も言われぬ安心感がある。金額の多寡ではない。結果を出しても出さなくても、仮に病気で寝込んだとしても、一定の金額がリズムよく支払われるというところに安心という「中毒性」があるのだ。  会社を辞める