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ヒント|ライティング

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ライティングのヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん
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#書く

「書く力」を身につけるうえで「ツイッター」以上にいい方法を思いつかない

「書く力」を身につけるにはどうすればいいか? 編集者という肩書きをつけているので、そんなことをよく聞かれるけれど、いくら考えても「ツイッター」以上にいい方法を思いつかない。 もちろん眺めるだけじゃなくて発信しなきゃダメだけれど、それによって身につく力は計り知れないと思う。 ツイッターをやれば、「書く力」につながるさまざまな力が手に入る。思いつく限り挙げてみたい。 ①勇気ツイッターでは発信する勇気が得られる。発信するからには、スベるリスクもあるし、無視されるリスクもある

「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

いい文章を書くにはどうすればいいか? 先日、それについてあれこれとツイートしたのでnoteにまとめときます。 * いい文章を書くには、いきなりいい文章を書こうとしないこと。下手でも意味わかんなくてもとにかく書きなぐる。ぼんやり思っていることをまず吐き出してしまう。 その「言葉の塊」を今度は客観的に見てわかりやすく整えて編集していく。少しずつ削って最高の輪郭にしていく。一発で美しい彫刻は生まれない。 * 小説家やエッセイストは「才能の世界」なので全員がなれるもんじゃな

これからの書き手には「国語力」よりも「感情力」が必要だ

 学校の国語の授業で、こんな問題を解かされたことがあるだろう。 「下線部のときの主人公の気持ちを書きなさい」  おもしろくもない小説を読まされて、主人公が思っていることを書かされる。そこで先生が用意したものと違う気持ちを書いてしまえば「✕」だ。主人公の気持ちには「答え」があって、それに合わせないといけない。  ぼくらが国語の授業で習ってきたのは、こうして相手の気持ちを汲みとり、空気を読み、他人に合わせることだった。自分がどう思うかは関係ない。とにかく先生の用意している「