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ヒント|ライティング

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ライティングのヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん
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記事一覧

ぼくらは言葉を食べている

たとえば、寿司。 銀座で3万円の寿司を食べるとします。そのとき食べているのは寿司でしょうか? ふとそんなことを考えたりします。 「いや、寿司でしょう」と思うかもしれません。 じゃあ「銀座の3万円の寿司」と「宅配の寿司」ではどんな違いがあるでしょうか? もちろん味は違います。握り方も違うでしょう。品質は違う。 ただ、それだけなのかな? と思うんです。 ぼくらが銀座で3万円の寿司を食べるとき、食べているのは寿司だけではない。「銀座」「3万円」という言葉も一緒に食べている

きれいなのに伝わらない文章、雑なのに伝わる文章

「きれいなのに伝わらない文章」と「雑なのに伝わる文章」があります。 すごくきれいで整っているのになぜか頭に入ってこない文章があります。日本語も合っているし丁寧なのになぜか心に刺さらない文章があります。 一方で日本語がちょっと破綻していたり雑で粗削りなのに、なぜか伝わる文章、心に刺さる文章もあります。 「この違いは何なんだろう?」ってときどき考えます。 SNSやネット上の文章を眺めていても、きれいで流れるような文章だけがたくさん読まれているわけではありません。 すごく

伝え方には「順番」がある

今日は「伝え方には順番がある」ということでお話ししたいと思います。 よくぼくは「ちゃんとマーケットを見て、相手を見て、自分の求められていることを書きましょう」「自分の求められているテーマで書きましょう」と言っています。 営業の仕事をしている人であれば「営業の極意」を書いてみる。Web デザイナーをやっている人であれば「見やすいWebデザインの話」を書く。会計士であれば「税金の話」を書いてみる、とかいったことです。 そうすると、いろんな人の役に立っていろんな人に読んでもら

noteのネタどうするんだ会議

年末あたりから2ヶ月ほどnoteを書き続けてきたわけですが、相変わらずの綱渡り状態が続いております。 今日はいよいよ書くネタが見つかりません。 そこでこの場を借りてnoteのネタどうするんだ会議を開きたいと思います。同じようにネタに困っている人の参考に少しでもなればと思います。 * 文章に関するネタネタのジャンルはいくつかあります。これまでどんなパターンのネタを書いてきたのかちょっとまとめてみようかなと思います。 まずは「文章」に関するネタですね。編集者という職業上

おもしろい文章を書くために日常生活でできるトレーニング

おもしろい文章を書くにはどうすればいいのでしょうか? 人の心に残るような文章を書くにはどうすればいいのでしょうか? ぼくはふだんから文章は「どう書くか」よりも「何を書くか」のほうが大事ですとお伝えしています。 そして、おもしろい文章というのは「中身」がおもしろいんですよという元も子もないようなことを言っています。 じゃあ「おもしろいこと」というのはどうやって見つければいいのか? そこが疑問として浮かんできますよね。 おもしろいコンテンツの「中身」をどうやって発見する

書く人にとって「悩み」は武器になる

悩みごとってなくならないな、と思ったんですよね。 悩みごとが多い人も少ない人もいると思いますが、ぼくはわりとずっと悩んでいるようなタイプの人です。 で、いつも「この悩みごとがなくなったらスッキリするだろうなー」って思うんです。 たとえば肩こりで悩んでいて、しかもちょっと手が痺れてきたりなんかして、そのときはめちゃ悩みました。脳の病気なんじゃないか、とか考えたりして。そういうときは「肩こり」とか「痺れ」で頭がいっぱいになります。 で、「この悩みがなくなったらすごくスッキ

ぼくは読むのが苦手なので、わかりやすい文章を書こうとするんです

ぼくは、たまーにですけど「文章がわかりやすいです」とか「つい読んでしまいます」と言ってもらえることがあります。 それに続けて「もともと作文はお好きだったのですか?」とか「読書がお好きなんですか?」と聞かれることもあります。でも、まったくそんなことはないんですよね。 作文も、読書も、どちらかといえば苦手です。 学校で作文を書くのもめんどうで好きじゃなかったですし、読書感想文も「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と思っていました。国語とか小論文の成績がよかった記憶もあり

ぼくが書くときに恐れている3つのこと

今日は、ぼくが書くときに恐れていることを3つ紹介します。 今は文章を書いたらツイッターやnoteで発表することが大半なので、正確には「ぼくがSNSで発信するときに恐れていること」ですね。 「伝わるかどうか」を恐れるひとつめは、いつも言っていることですが「伝わるかどうか」を恐れるということです。 ぼく自身、文章を読むのが苦手ということもあって、スマホやブラウザの向こう側の人は「自分の文章を読んでくれないんじゃないか?」という恐怖心がいつもあります。 やっぱりせっかく書い

無理やり文章にするからこそ見えてくるもの

毎日こうして文章を書いていますが「まあまあうまくいったなー」っていうときと「ぜんぜんうまくいかなかったなー」という日があります。 「書く前に構成を考えましょう」というnoteを以前書きましたが、ぼく自身はつねにきちんと構成を決めてから書き始めているわけではなかったりします。 もちろんネタが揃っているときは「この3つのトピックを書いて、エピソードはあのときのことを書こう」と準備ができるのですが、見切り発車で書き始めてしまって、自分でもどうなるのかわからないこともたまにありま

SNS時代の「伝わる文章」はロジカル、エモーショナル、そして……

ぼくが自分で文章を見直すとき、もしくは他人の文章をフィードバックするときにチェックするポイントがいくつかあります。 チェックポイント① ロジカルかどうかひとつめはロジカルかどうかということです。 まあ、あたりまえですよね。ちゃんと日本語になっているか? 文法が正しいか? A⇒B⇒Cというように、きちんと論理がつながっているか? 矛盾はないか? おかしいところはないか? それらをきちんとチェックする。これは基本的に大切でしょう。 チェックポイント② エモーショナルかど

noteを365日書き続けることは可能なのか検証した

昨日「1ヶ月note続けたら60万PVいったよ〜!」っていうnoteをドヤ顔で公開したわけですが、2月以降も続けられるのかどうかかなり不安になっています。 このあとも365日noteを書くことができるのかどうか、ちょっと脳内で検証してみました。 書く時間をどう確保するか まず書く時間はあるのか? ぼくがひとつの記事を書くのにかかる時間は早くて30分ほど。長くて1時間から1時間半かかります。毎日夜9時から11時のあいだで書いていますが、これを習慣にできるか考えてみるとけっ

「書く」を仕事にできる人は何が違うのか?

「書く」を仕事にできる人とできない人。 両者はどこが違うのでしょう? 「書く」という作業は、日本人ならほとんどの人ができます。パソコンやスマホに文字を打ち込むことは誰だってできる。それなのに、お金になる人とならない人がいるのは、なぜなのでしょうか? ぼく自身2018年に独立しましたが、おかげさまで「書く」仕事でご飯を食べることができています。 今回のnoteでは、自分を含め、まわりの「書く」を仕事にできている人たちを見ていて気づいた「書くを仕事にする」ための5つのポイ

「書く力」を身につけるうえで「ツイッター」以上にいい方法を思いつかない

「書く力」を身につけるにはどうすればいいか? 編集者という肩書きをつけているので、そんなことをよく聞かれるけれど、いくら考えても「ツイッター」以上にいい方法を思いつかない。 もちろん眺めるだけじゃなくて発信しなきゃダメだけれど、それによって身につく力は計り知れないと思う。 ツイッターをやれば、「書く力」につながるさまざまな力が手に入る。思いつく限り挙げてみたい。 ①勇気ツイッターでは発信する勇気が得られる。発信するからには、スベるリスクもあるし、無視されるリスクもある

10月27日(土)の日記

「できる/できない」で差がつく時代じゃなくなったなと思う。情報はかんたんに手に入るようになったし、なにか特別な技術を持っていなくてもアウトソーシングすればいい。お金がなければ借りたり集めたりすればいいし、アイデアがなかったとしても、それすら拝借することはできる。いま問われてるのは「できる/できない」じゃない。「やる/やらない」だ。行動格差の時代とか言われるけど、ほんとそうだなと思う。 今日は少し早めに起きて映画を観に行った。「パディントン2」。こどもからおとなまで楽しめる。