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ヒント|ライティング

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ライティングのヒントの詰め合わせです。 【参考記事】 竹村俊助さん
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#書くこと

きれいなのに伝わらない文章、雑なのに伝わる文章

「きれいなのに伝わらない文章」と「雑なのに伝わる文章」があります。 すごくきれいで整っているのになぜか頭に入ってこない文章があります。日本語も合っているし丁寧なのになぜか心に刺さらない文章があります。 一方で日本語がちょっと破綻していたり雑で粗削りなのに、なぜか伝わる文章、心に刺さる文章もあります。 「この違いは何なんだろう?」ってときどき考えます。 SNSやネット上の文章を眺めていても、きれいで流れるような文章だけがたくさん読まれているわけではありません。 すごく

伝え方には「順番」がある

今日は「伝え方には順番がある」ということでお話ししたいと思います。 よくぼくは「ちゃんとマーケットを見て、相手を見て、自分の求められていることを書きましょう」「自分の求められているテーマで書きましょう」と言っています。 営業の仕事をしている人であれば「営業の極意」を書いてみる。Web デザイナーをやっている人であれば「見やすいWebデザインの話」を書く。会計士であれば「税金の話」を書いてみる、とかいったことです。 そうすると、いろんな人の役に立っていろんな人に読んでもら

おもしろい文章を書くために日常生活でできるトレーニング

おもしろい文章を書くにはどうすればいいのでしょうか? 人の心に残るような文章を書くにはどうすればいいのでしょうか? ぼくはふだんから文章は「どう書くか」よりも「何を書くか」のほうが大事ですとお伝えしています。 そして、おもしろい文章というのは「中身」がおもしろいんですよという元も子もないようなことを言っています。 じゃあ「おもしろいこと」というのはどうやって見つければいいのか? そこが疑問として浮かんできますよね。 おもしろいコンテンツの「中身」をどうやって発見する

書く人にとって「悩み」は武器になる

悩みごとってなくならないな、と思ったんですよね。 悩みごとが多い人も少ない人もいると思いますが、ぼくはわりとずっと悩んでいるようなタイプの人です。 で、いつも「この悩みごとがなくなったらスッキリするだろうなー」って思うんです。 たとえば肩こりで悩んでいて、しかもちょっと手が痺れてきたりなんかして、そのときはめちゃ悩みました。脳の病気なんじゃないか、とか考えたりして。そういうときは「肩こり」とか「痺れ」で頭がいっぱいになります。 で、「この悩みがなくなったらすごくスッキ

ぼくは読むのが苦手なので、わかりやすい文章を書こうとするんです

ぼくは、たまーにですけど「文章がわかりやすいです」とか「つい読んでしまいます」と言ってもらえることがあります。 それに続けて「もともと作文はお好きだったのですか?」とか「読書がお好きなんですか?」と聞かれることもあります。でも、まったくそんなことはないんですよね。 作文も、読書も、どちらかといえば苦手です。 学校で作文を書くのもめんどうで好きじゃなかったですし、読書感想文も「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と思っていました。国語とか小論文の成績がよかった記憶もあり

ぼくが書くときに恐れている3つのこと

今日は、ぼくが書くときに恐れていることを3つ紹介します。 今は文章を書いたらツイッターやnoteで発表することが大半なので、正確には「ぼくがSNSで発信するときに恐れていること」ですね。 「伝わるかどうか」を恐れるひとつめは、いつも言っていることですが「伝わるかどうか」を恐れるということです。 ぼく自身、文章を読むのが苦手ということもあって、スマホやブラウザの向こう側の人は「自分の文章を読んでくれないんじゃないか?」という恐怖心がいつもあります。 やっぱりせっかく書い

「書く」を仕事にできる人は何が違うのか?

「書く」を仕事にできる人とできない人。 両者はどこが違うのでしょう? 「書く」という作業は、日本人ならほとんどの人ができます。パソコンやスマホに文字を打ち込むことは誰だってできる。それなのに、お金になる人とならない人がいるのは、なぜなのでしょうか? ぼく自身2018年に独立しましたが、おかげさまで「書く」仕事でご飯を食べることができています。 今回のnoteでは、自分を含め、まわりの「書く」を仕事にできている人たちを見ていて気づいた「書くを仕事にする」ための5つのポイ

書くときにぶちあたる壁とその打ち破り方について

年末年始、暇だったこともあり、ひさしぶりに連続してnoteを書きました。 ……が、やっぱり書くときには、いくつかの「壁」にぶちあたるなあ、と気づきました。 今日は書くときにどんな「壁」があるのか? そしてそれをどうすればぶち破ることができるのか? まとめてみました。 第一の壁:自意識やはりいちばん大きい壁は「自意識」です。 自意識というのは「こんなに短い文章でいいのか?」「こんなに拙くていいのか?」「世に出すのが恥ずかしい……」「これくらいしか書けないことがバレるのが

伝わらない文章には「○○○」がいない

「がんばって書いているのにあんまり読まれない」 「うまく書いているつもりなのになぜか伝わらない」 そんな悩みをよく耳にします。 伝わる文章と伝わらない文章の違いはどこにあるのでしょうか? それは文章のなかに「あなた」がいるかどうかです。 「ん?」と思われた方も多いかと思いますが、ちょっと例を出します。 業界初! 800万画素を実現! パンフレットなどでよく見るような文です。 ここにあるのは「私」でしょうか? 「あなた」でしょうか? 「業界初だよ! すごいでしょ

書きはじめる前に「地図」を描こう

「書いてるうちに何を書きたかったのかわからなくなる」というお悩みをいただきました。 たしかに書いてるうちに迷ってしまって「はて、これはどこに行き着くんだろう?」となったり「いちおう書いてはみたけど、いったい何の文章なのかがイマイチわからないな……」ということはよくあります。 こんなときの解決策はひとつ。 それは「ひとつの文章で言いたいことはひとつだけにする」ということです。「この記事で言いたいことは、ひとことで言うと何なのか?」。そこをまず明確にすることです。 そし

「読まれるnote」を書きたいなら、おさえておきたい3つのポイント

基本的にnoteは楽しく書くのがいちばんです。 ……ただ、ビジネスにつなげたいときや「ここぞ!」というときは「読まれるnote」を目指したいもの。 そこで最近はnoteの書き方について聞かれることも多くなったぼくが「読まれるnote」の3要件をサクッとご紹介したいと思います。 ①発見があるあたりまえですが、読んで発見のあるnoteは読まれます。 「え? そうなの??」「なるほどね〜」「そういう考え方があったか!」みたいなnoteは読まれます。 「発見とか言われても、

おもしろい文章は取材が9割

ぼくの持論は「おもしろい文章は中身がおもしろい」というものです。 どんなに頑張って上手に文章を書いても、中身があまりおもしろくないと、なかなか読んでもらえません。もちろん文章のスキルが高くてエッセイが書けるような人なら話は別ですが、ふつうの人は中身で勝負するのが正攻法だと思います。 逆に言うと中身さえおもしろければ、それを素直に伝えるだけでおもしろい文章になるはずなのです。 というわけで、今日は「中身」の話です。つまり取材です。 取材でどんな質問をすればいいのか? 質

ひとつ上の文章にするために「ツッコミ」を入れよう

ぼくは一人で文章を書くときは「著者」と「編集者」を一人二役でやるといいよと言っています。 考えてみれば「推敲しなさい」と言っているだけなのですが、、、まずは著者の気分でとにかく書きまくる。その後、「編集者」になって「著者」が書いた文章を冷静に直していきましょう、ということです。 「まあ、それはわかるんだけど、編集者として直すとき、どうやって直せばいいの??」という疑問が残ります。 ぼくがいつもイメージしているのが「ツッコミ」です。 自分の文章を読みながら「なんでだよ」

「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「一生懸命書いているのになかなか読まれない……」 「がんばっていいことを書いてるのになぜか伝わらない……」 そういう悩みを聞くことがよくあります。 たしかに拝見するとすごくよく書けているし、おもしろいことや役立つことが書いてあります。でも読まれない。 そんなとき、たいてい共通しているのが「誰が書いているのか」がよくわからないということです。 今日は「何を書くか」よりも「誰が書くか」をまず明確にしましょう、という話をします。 見知らぬ人にマネジメント論を語られても……