石原さとみへの愛を語る

「石原さとみ、結婚」

朝起きて何気なしにつけたテレビから飛び込んできたこのニュースに、私は「えーっ」と声をあげてしまった。

あ、あ、あの石原さとみ様が結婚。
しかもお相手は会社員の一般男性。
日本中に衝撃が走った。
…もしかしたら「2、30代の会社員男性は特に」かもしれないが。
会社に行くと同僚の26歳男子が「俺にも可能性あったのかなあ…」と呟いていたので(幸せになれよ)と心の中で祈りながら肩を叩いてやった。
彼に可能性があったかどうかは置いておいて、とにもかくにもこのニュースはおめでたい。
暗いニュースばかりが続く最近の芸能界の中で、久しぶりに聞いた明るいニュースだった。その場にいるだけで、パッと華やぐ石原さとみそのもののように。


私は石原さとみが好きだ。いや、日本国民の大半がそうかもしれないが例に漏れず私も好きだ。
同じ女性から見てもため息の出るようなあの美貌、役柄によって、あざとくて甘ったるい女にも、仕事に生きるサバサバとしてカッコいい解剖医にもなれてしまう演技力、垣間見える仕事への情熱とストイックさ。

でも私が一番石原さとみに惹かれるのは、彼女の強さだと思う。あれだけの美貌を持って生まれながらも、それに甘んじることなく美を追求し、自らをアップデートし続ける姿勢。
昔の石原さとみの写真を見ると、顔の造りは今と変わっていないし昔も綺麗だ。
でも、今の石原さとみはもっともっと綺麗だ。
きっとダイエットをしたり、自分に合う髪型やメイクを研究したんだろうな。

もし私が石原さとみの顔面を持って生まれていたら。
生まれもったものに満足して、それ以上を追求する努力は出来なかったんじゃないか。
見た目に惹かれて寄ってくる人やチャンスに甘えるだけで、あんな風に真摯に仕事に向き合って自分を切り開いていくことなんて出来なかったんじゃないか。

美しすぎる顔面を持って生まれてしまったが故に、その力に自ら足元をすくわれ、溺れてしまう人だって中にはいる。美しさは「力」で、時には凶器だ。

自分の持つ強すぎる力をコントロールし、武器に変え、荒波の現代を強くしなやかに生きる石原さとみは、最強にカッコいい。


…石原さとみへのリスペクトが溢れて止まらなくなってしまったが、言いたいことはとりあえずただ一つだけなのだ。
石原さとみさん、ご結婚おめでとうございます。
いつまでもお幸せに。