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政府のひとり親支援制度はあてにならない

ひとり親向けに限らず、政府の支援制度の甘い設計についての愚痴です。
めったに愚痴は言わないのですが、あまりにも悲しいのでちょっとだけ言わせて下さい。

ひとり親の支援制度があることに関しては、とてもありがたいのですが、受給制限の設定があまりにも不公平ではないでしょうか?

新型コロナの影響で新しく出来た「ひとり親世帯臨時特別給付金」制度があります。

新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯に特に大きな困難が心身に生じていることを踏まえ、こうした世帯への子育て負担の増加や収入の減少に対する支援を行うため、臨時特別給付金を支給するものです。

僕は受給資格がないのですが、これまでに合計で20万円ほど支給されているのではないでしょうか。

僕が役所へ相談に行ってから知ったのですが、こちらの支援制度は、同じ年収でも受け取れる人と受け取れない人がいます。

こんな要件では、政府の支援制度もあまりあてに出来ないなと感じましたので少しだけ解説します。

例えば、同じ年収360万円の人が2人いて、給料の受け取り方が違う場合です。

・Aさん 22.5万円×12ヵ月+ボーナス4ヵ月
・Bさん 30万円×12ヵ月

仮にこの2人がコロナの影響で収入が減って、年収270万円になってしまったとします。

・Aさん ボーナス全額カット
・Bさん 30万円→22.5万円に減額

この2人は、同じ金額が減ってしまい年収も同じです。

しかし、この場合の受給対象者は、Bさんだけです。
Aさんは受給対象外になってしまうのです。

受給資格の条件はいくつかあって、このケースはその一部ですが、減少した月収×12ヵ月で計算されるため、年収ベースでは計算されないというのです。

※説明の金額は、分かりやすくするための例です。受給対象となる減少金額は扶養人数などによって変わってきます。

受給出来るBさんは良いけど、受給出来ないAさんは泣き寝入りするしかありません。

自治体の窓口に相談をしたとしても、結局制度で決まっている以上どうにも出来ないのが現状です。

そして、何よりも言いたいことは送られてきた資料や書類が非常に分かりづらい!
これ読んで理解出来る人は、ほぼいないのではないかと思うくらいでした。

こういった不公平がどんどんなくなれば良いのに。


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