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【自己流】グランツーリスモの写真の撮り方

落語には「まくら」と呼ばれる冒頭の小噺があります。私が好きなのは米朝師匠の『はてなの茶碗』のまくら。色も形も同じ壺が、大きい方が20万円で小さい方が30万円と値札にある。
「あんさんこれどないして小さい方が高いのや?」
「大きい小さいて、焼き芋とちゃうねんから。よう見てみぃ?小さい方は小さいなりの良さっちゅうもんがあんねん」
「おぉおぉ、言われてみれば確かに大きい方は間延びしとるというかあきっぽいというか。やぁあんさんええ事言いまんなぁ」
 てなこと言ってると係の人間がやってきて
「すんまへん値札逆でしたわ」

 まあ何に良さを覚えるかは人それぞれという事でしょうか。
 では下の2枚の写真をご覧ください。

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 さてあなたはどちらが好みでしょうか?

 タネを明かしてしまうと、今回の枕同様に同じ車で同じコースを同じように走って同じ角度から撮りました。唯一変えたのは車のセッティングです。
 上の写真はほぼオリジナルのセッティングですが、下の写真は車高を一番低くして、サスペンションを柔らかくしました。
 実際の車ではなかなかさせてもらえないセッティングを弄りながらの試し撮りなんてことも、ゲームでは簡単にできてしまう。故にそこまで考えて撮りたい画を探せるか、というのもGTならではの写真の醍醐味でしょう。

 私は正直フォトモードのためにGTを買っています。早く走ることにはあまり興味はありません。なので今回スケープモードが固定画角だと知った時は落胆しましたが、そこに加えられた数多の工夫(照明の角度や周囲の写り込み)を知って土下座したい思いがしました。

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 上の写真もその一例です。車体やガラスに映り込む映像まで計算してるんですから、そりゃ固定しなきゃ無理でしょう。
 ちなみに「世はなべて三分の一」「頭上の余白は敵だ」といった、某所でお馴染みの基本も押さえたつもりですw

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 上の写真も一点だけ工夫があります。実はホームストレッチで全く無意味なブレーキングをした車を撮ってるんです。なぜでしょうか?考えてみてください。

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 上の写真はPCの壁紙用に撮りました。左右にアイコンスペースを取って、アイコンが埋もれないようじみーーーーなロケにして、ついでにウィンドウ内の写真の見栄えが変わらないように暗めの写真になってます。

 ……って、こういう講座開いたらみなさん興味ありますかね?_

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