Noを取りに行く

”要りません!” ”また検討してみます。” ”またこちらから連絡します。”
”NO!"と言われるのは、本当に辛いですよね? もしあなたが営業をしたことが無くても、我々は社会で生きていく上で、必ず、セールスのスキルが必要で、常に誰かを説得しようとしています。
子供にお風呂の掃除をしてもらう様に説得する。
来年度の予算を上げてもらう為に、企画書を作りこむ。
見込み客に自分の商品を買ってもらう為に、商談をする。
我々は様々な場面で、知らず知らずに、誰かを説得しようとしています。我々は生まれた時からセールスなのです。長く生きれば生きるほど、我々は自分たちのセールススキルを磨いています。ただ、このスキルが高いかどうかは個人差があります。人を説得する力が強い人、弱い人が居ますが、なぜこのような差が生まれるのでしょうか? 生まれつきの能力の差もあると思いますが、殆どは、経験から来るものだと思います。
"Yes!" を高い確率で取れる人は、数多くの "No"を取ってきたからではないでしょうか。例えば、あなたが営業だとして、ある商品を販売しているとしましょう。今日は10人のお客様と話して、9人にNoと言われました。”要りません” という返答は、実は、本当のNOではないかもしれないのです。もしかすると、”今は要りません”という"ノー”だったり、”この商品がどの様に自分を助けてくれるのかが分からない”という”ノー”なのかもしれないのです。ですので、一度の”ノー”でそのお客様は絶対に買ってくれないと決めつけるのは早すぎるのです。
”ノー”と言われたら、なぜ”ノー”なのかを、お客様に聞ければ、聞いて、その理由に対して自分の提案を改善する。更に提案し、また”ノー”と言われたら、その理由を考えるか、聞き、それに対して再度自分の商品を改善する。これを繰り返す事によって、よりお客様が何に苦しんでいるのか、どんな問題を解決したいのか、どの様なゴールがあるのか が理解でき、よりその問題解決に合った提案が出来、商品を改善する事が出来ます。
出来るだけ多くの”ノー”を自分から取りに行きましょう。それによって、自分自身が早く成長出来、セールススキルが向上し、より多くのお客様を獲得する事が出来ます。そして、自分のプライベートライフにこの方法を使っていくことで、家族の事がより深く理解でき、より良い関係を築く事が出来るはずです。
今日から自分で”ノー”を取りに行きましょう。


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