高齢者の食欲・食事の低下を招く原因

今回はケアマネとして押さえておきたい口腔機能と栄養の知識をお伝えしたいと思います!(自分も書いて改めて勉強をしたい理由というのもあります💦)

さまざまな高齢者の方を見ていると、食事量が減る方が多く、活動量が少ないからという理由もあるかもしれませんが、口腔機能の観点からも原因がありそうです。

①口腔機能の低下
食べ物を飲み込むまでの動作は筋肉の働きによるものですが、加齢に伴い、
こうした筋肉が弱くなると、よくかめない。飲み込みにくいなど食べるための動きが上手くできず、食欲低下に繋がります。

「食事に時間がかかるようになった」
「野菜、肉、魚を残すようになった」などの様子がある場合は咀嚼力の低下が原因かもしれません。

②唾液の減少
加齢とともに唾液が減少します。唾液には口腔衛生を保つ、消化、虫歯予防、味覚低下を防ぐなどの働き方がありますが、唾液が減り、味覚低下が起こると、食欲低下につながります。

よく食事前に「パタカラ」と声をだすと唾液の分泌が良くなることや、顎ラインにあるリンパをマッサージすると唾液が出やすいと言われています。
私は介護士時代に、よく高齢者の方と一緒にパタカラと声を出していました💦

③疾患管理による食事制限
高齢になるとさまざまな疾患にかかりやすく、塩分制限、体重制限など、食事制限をする方も多くいます。その中で、高齢の方はしっかり守らなければと必要以上に食事の制限をすることもあるので、正しい疾患管理を行う必要があります。

④便秘と脱水
食べる量が減り、運動量が少なると、腸の運動が弱くなる理由から、便秘に悩む高齢者は多いです。
便秘は食欲を低下させ、体調を崩す原因になります。

便秘の原因としては、野菜などの食物繊維不足、水分不足があげられます。
人間の体内の水分は、加齢に伴い減少していきます。水分が不足すると、身体の循環不全をお紺します。便秘だけではなく、脳梗塞や心筋梗塞の原因に繋がります。

また、口が乾きにくくなり、脱水になる傾向になります。この時期からこまめに水分補給をする必要があります。

⑤食事づくりの負担が大きい
一人暮らしや老々夫婦になると食事の準備に労力がかかり、知らず知らずに簡単な食事で済ますことが多いです。

最近では配食サービスを利用する方も多いですが、それでも菓子パン、お菓子、もしくは食べないという方も多いです。

高齢者と接している方で
・食事の回数が減った
・体重が減った
・食事に時間がかかるようになった
・むせる
・水分を取らない
・便秘や下痢が多くなった

などの症状がある方は、歯科衛生士、管理栄養士などの各専門職に繋げることをおススメします!


さて、GWはいかがお過ごしでしょうか?
私は子供の要望に全て答えていたので、少しヘトヘトです💦
夫は出張中で、子供が食べたい~とお寿司、ラーメン、もんじゃ
を食べに行き、作ったりで

本当はこうしたいんだと、あそこに行きたい、ココに行きたいと一緒に付き添いながら思ったことは、

ここ最近、仕事や副業のことばかりに意識がいっていたので、子供のことをしっかり見ていなかったな。と感じたことでした。

ほぼ子供たちと過ごしたGWでしたが、久々に一緒にいれて、
また一つ思い出ができた感じです。

読んでいただきありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?