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【108】Today’s Branding Topic

今日は300年以上の歴史を持つお茶の老舗のブランドを2017年リブランディングした「山本山」の事例を取り上げます。

山本山と言えば、私にとって海苔のお店のイメージでしたが、創業はお茶の販売でした。1738年永谷園の創業者の永谷宗円が煎茶を発明し、それを江戸で販売したのが山本山でした。さらに1835年に、山本山6代目が発明したのが玉露でした。

山本山は、商品数が増え続け、コンセプトもデザインもルールがなかったため、全体の統一感がないというの課題感があったそうです。そこでリブランディングでは、新しいものをつくらずに江戸期に戻す作業を徹底したとのことです。

例えば、創業期の「山嘉」の屋号紋を使ったり、欧文ロゴも創業期にフランスで流行していた書体を使い、要素は江戸期のものを使い、デザインを現代的にしています。

また、2018年には、山本山の世界観が体験できる「ふじヱ茶房」がオープン。ブランド体験ができるように用意されています。

ちなみにリブランディングを手掛けたのは、『進化思考』の太刀川さんでした。

HP:https://www.essepartum.com/