見出し画像

【053】Today’s Branding Topic

今日は、季節のキャンペーン×ブランディングについて。
『季節に恒例のキャンペーンを行ってブランディングする』というお話です。

ヴァレンタインデーにチョコレートを贈るというのは、日本特有のものだとご存じの方も多いかと思います。1936年神戸のチョコレートメーカー「モロゾフ」が、外国人向けの英字新聞に載せた「愛の贈り物としてチョコレートを贈りましょう」というチョコの宣伝したことがはじまりという説があるようです。

1社で毎年同じ時期に同じタイトルのキャンペーンを行って、印象を残しているブランドがあります。それは山崎製パンの「ヤマザキ春のパンまつり」です。すでに41年目に突入しています。山崎製パンを買っていた私の家では、毎年のようにパンまつりでもらえるお皿やボウルを集めていました。

年度の初めにパン習慣をつけてもらおうという狙いで、40年以上も同じキャンペーンを続ける企業もなかなかないのではないかと思います。「ヤマザキ春のパンまつり」というサウンドロゴも耳残りして、印象を残しています。これは、ブランディングの重要な法則「一貫性」「継続性」というものを守った結果かと思います。

恒例のキャンペーンを「一貫性」「継続性」をもって実施した効果として
●年度初めの新しい環境で「パンを食べる習慣」を
●その習慣は山崎製パンで作る

ちなみに、山崎製パン7月に今年2回目の値上げをするようです。