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【103】Today’s Branding Topic


サントリー シングルモルトウイスキー「山崎55年」が米ニューヨークで競売にかけられ、17日に60万ドル(約8100万円)で落札されたそうです。今日は日本産ウィスキーについて取り上げます。

近年日本産ウィスキーが世界的に人気が高いようです。スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーとあわせて「世界五大ウイスキー」の一つに数えられています。人気の理由は、近年、国際的なコンペティションでの受賞していることから、ブランド価値が高まり、原酒不足に陥り稀少価値が高まる。結果ブランド価値が高まり、また人気になり、入手困難になるというスパイラルになっているようです。

ブランド価値を守るためには、レギュレーションが必要になります。これまで「ジャパニーズウイスキー」を定義するものがなかったのですが、昨年日本洋酒酒造組合によって定められました。

ジャパニーズウイスキーを名乗るための主な要件は①原材料は麦芽を必ず使用し、日本国内で採取された水を使用すること、②国内の蒸留所で蒸留すること③原酒を700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること④日本国内で瓶詰めすることだそうです。

ただ実際は、輸入したウイスキー原酒で製造された商品も海外では「ジャパニーズウイスキー」として流通しているのが現状のようです。
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