【191】Today’s Branding Topic
ブランディングにおいて何よりも需要なのが、そのプロダクトやサービスにおける独自性を活かすことができることではないかと思います。子どもが楽しめる仕事体験のテーマパークという独自性のポジショニングを持つ、キッザニア東京を本日は取り上げます。
キッザニアは1999年にメキシコシティでオープンしました。現在では、日本、韓国、イギリス、インド、ポルトガルなど。世界29拠点で展開されているテーマパークです。
キッザニア東京は、2006年世界で3番目にオープンしています。キッザニア東京のHPによると、職業・社会経験を通してこども達の生きる力を育む「Edutainment(エデュテインメント)」を目指すというメッセージを発信しています。
テーマパークでは、パートナー企業という実在の企業のサービスやプロダクト製造を、子どもたちが、楽しみながら体験できるという仕掛けになっています。
例えば、ハンバーガー屋では、実際のハンバーガーを作る工程の一部を体験できます。また、消防士の仕事体験では、消火活動を体験できたりします。そして仕事体験を終了すると、「キッゾ」という園内通貨を給料として支払われます。体験設計がよくできています。
キッザニアにおけるブランディングにおいては、このサービスの独自性を訴求していくことが、何よりも重要なことになります。
ちなみにキッザニア東京を運営するKCJ GROUPは、2018年に株式の過半数をKDDIが取得しています。それ以外の主要株主には、キッザニア東京の施設のあるららぽーとを運営する三井不動産もいます。
HP:https://www.essepartum.com/