【158】Today’s　Branding　Topic

7月下旬中小企業庁は、2022年版「中小企業白書」を発表しました。本日はこの「中小企業白書」を取り上げます。

この中小企業白書の概要の中では、「ブランドとは、付加価値を向上し、成長に寄与するもの」としています。いくつか調査結果をご紹介します。

①ブランドの構築・維持のための取組の実施有無別に、売上総利益率の水準を比較した調査。取組を行っている企業の方が、取組を行っていない企業と比較して売上総利益率の水準が1.2％高いことが証明されています。

②ブランドの構築・維持のための取組の有無別に、ブランドの取引価格への寄与度を比較した調査。取組を行っている企業の方が、取組を行っていない企業と比較して「⼤いに寄与している」「ある程度寄与している」と答えた割合が、約3倍。ブランドの構築・維持に取り組むことにより、差別化が図られ、取引価格の維持・引上げが可能となり、売上総利益率の向上など企業業績へのプラスの影響が生まれている可能性が考えられる。

一方、ブランドの構築・維持のための取組の有無という調査もあり、取組を実施している企業は３分の１程度となっています。
中小企業にとっては、ブランディングがまだまだ浸透していない現状を反映されたものかと思われます。

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