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【173】Today’s Branding Topic


先日、史上最年少 9歳4か月の小学生が囲碁のプロ棋士になったとニュースになっていました。将棋も藤井聡太棋士で近年盛り上がっています。この囲碁や将棋の盤を製造しているメーカー、茨城木工株式会社を本日は取り上げます。

茨城木工株式会社は社名にある通り、茨城県にある企業です。創業当初は、蛤(ハマグリ)を原料とする碁石の製造・販売をしていました。しかし、原料である良質の蛤が涸渇したため、関連する碁盤および将棋盤の製造・販売へのピボットしています。

今では、全国の碁盤・将棋盤の約80%が茨城木工株式会社1社のシェアになっている状態です。こちらがここまでのシェアを取れた背景が、脚付きの高級品ではなく、普及品を主力にしたこと、マス目を印刷に変えた技術革新があったようです。こちらはシェアを獲得することができたことによって、ブランドになって事例かと思います。

一方、こちらはプロダクトのライフサイクルが長いということ、いわゆる買い替えがなかない起こりにくいので、他の企業が参入してこないというのもシェアが高い理由かもしれません。なみに木工技術を生かし、バレルサウナの製造・販売も始めているようです。

写真出典:https://www.ibamoku.com/

HP:https://www.essepartum.com/