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また君に逢うためのサヨナラをしますーー『少年たち 闇を突き抜けて』観劇記録

時代を駆ける栄光のアイドルたち
幼い頃ボールの行方を見た 空の向こうに
遠い未来を見た
輝ける太陽は手招きをするかのように
優しく 熱く
まばゆい光はいつの日かスポットライトとなり
夢の一つ一つを浮かび上がらせた
歓声 拍手
大空を舞う鳥のように
時代というステージの上で歌い踊る少年たち
少女たちのときめきは
明日への勇気となり
共に歌い 笑 涙し
同じ時代を生きる若さの証を
一生懸命に生きる青春の真心を
憧れ色に染めれた
時が流れ
季節の色が 街の色が
変わりいくとも
母から声
憧れ色の思いは変わらない

ーー『アイドル賛歌』

時を巻き戻す、2023年10月新橋演舞場に足を運んだ日々。

ジャニオタ歴が10年以上超えてきたけど、お茶の間としてデビュー組を中心に応援していたので、恥ずかしいながらジャニーズの伝統舞台の一つ、少年たちは去年まで去年まで観劇したことないです。
2023年春、Snow Manが『滝沢歌舞伎』から卒業し、『滝沢歌舞伎』舞台ごとがなくなり、スノ担の自分はこれから一生新橋演舞場に入ることはないだろうと思いました…突風の如くジュニアに落ちたのはその時の自分は夢にも思わなかった。まさに人生には上り坂、下り坂、まさかでした。

東銀座駅から降りて演舞場までの道は今を思い出すと全部愛おしいな思い出になりました。晩秋の空気は涼しくなり、心と共に歩みが弾むように楽しみにしてました。赤い座席、歴史を刻んだ提灯、立派な俳優たちが歩んできた花道、すべて今を舞台に立っている少年たちの踊りを祝福していた。
先輩たちから引き継いだ舞台、先輩たちの背中から学びてきて、主演という肩書きを背負っていた美 少年、初々しいな無所ジュニア、と舞台俳優の大先輩内博貴くんを組み立てきた今年の少年たち。ジャニーズイズムが漂うように、瞬きした瞬間が一人一人の煌めきが溢れるような舞台でした。
こう省略するのは少し怠けたけど、『少年たち』はどういう舞台を知りたいだけな方には上の4行を読めばなんとなく理解できたではないでしょうか。(無理やり)

『ジャニワ』、『ジャニアイ』を含め、ジャニーズの舞台は反戦・平和・愛などの思想が強くメッセージ性が高いです。当然『少年たち』も同じく平和を主張した。平和でいられるのは当たり前じゃない、戦争は人を逼迫して恐ろしいことをやり始める。現代の日本と遥かな話ですけど、国際ニュースを読んだら自分の幸せな日常の裏にたくさんの人が戦争のせいで苦しんでいることを、毎回の観劇を改めて実感しました。
日々を反省してほしいまでの説教ではなく、ただ当たり前のことはないということを忘れずに。平和も、身近いな日常も、無数の奇跡で構成されている当たり前です。舞台を観劇で来た方々の中、何人かがこのメッセージを受け入れたら、意識をして、この舞台を作った人も絶対喜びでしょう。

メッセージ性を除く、継承したパフォーマンス、ダンスとお芝居、堂々とさらけ出してきたジャニーズ。自分はずっとジャニーズが好きって周りの人たちに言っているけど、ジャニーズのどこがいい?って聞かされた時はいつも躊躇して答えなくなります。それは今でもよくわかりませんが、具現化したらジャニーズのターンが好きです。中心軸をブレず、刹那で終わる、人によって違う雰囲気を出すターンです。主語をアイドルに変えても通じます。自分の中でジャニーズを体現したターンはこの『少年たち』で確かめました。
もちろん舞台に立っている子たちによって様々なターンがありました、ダンサーでもダンスの専門家でもなく、評論はできないですが、担当の子のターンは一番好きです。
「闇を突き抜けて」で一生懸命に本気で脱獄したい気持ちは幕を下げるまで抜け出せなかったです。この子たちを助けてほしい気持ちがいっぱいです、なのにパフォーマンスが好きすぎてずっと獄中でこの曲を踊ってくれないかなと思う自分もいました。

箸休め

承るものは芝居だけではなく、SHOW TIMEで10代の無所ジュニアにじれったいねを踊らせたのも古のオタクの胸が高鳴ったでしょう。美 少年の2曲は演舞場の色を変えました。華麗なSing ItからミステリアスなFlicky。岩本節を爆裂した新曲が他担の私でも大好きです。ライトと舞台装置の使い方は相互協力して、さすが新橋演舞場育ちの岩本くんの演出でした。
また最後ジャニーズの舞台でしか見れない、白いスーツを着て、凛々とまた君に逢うためのサヨナラをしますを歌う少年たちはどこまで羽ばたくだろう。彼らはずっと高く遠く飛んでほしいを願って、顔に掛かっている微笑みはいつまでもあの日の少年のままでいてほしい。

長々となりましたが、自担の話は少しだけさせていただきたい。
阿達くんはステージのどこに立っても注目されているを意識して舞台を演じている。多彩な表情と華やかな踊り、自分の魅せ方が一番わかっています。さすが阿達くんです。
これからも色んな舞台を出演するだろう。先輩たちの色を吸収しながら、自分の色に変えて、新しい風を吹かせるだろう。私はその成長を楽しみにしています。
浅くて簡単に言うと阿達くん顔がいい!ダンスが上手い!すごく好き!(Twitterのノリです)

古のオタクなので、今は連呼しちゃいけないジャニーズでもずっとジャニーズと呼ぶし、XはTwitterですし。芯が変わらないでしたら名前は別に関係ありません。私たちがバラと呼ぶものは、他のどんな名前で呼ばれても、同じように薫るはず。

そして、今年の春も新橋演舞場に新しい風がやってきた。どんなジャニーズイズムを見せてくれるでしょう。ジャニーズの色がなくても、少しずつ受け入れていますが、これはまた今度のAct ONEの感想でお伝えします。



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