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無関係にみえることもどこかでつながっているし、つなげることができる

職場で所属長と年に1回の面談があった際、自分が考えた目標や、それをどれだけ達成できたかを振り返る時間がありました。

自分は医療専門職であると同時に組織人であるということを再確認する非常に大切な時間であり、有益な振り返りができたと思います。

人は置かれた場所が変われば、実にさまざまな顔を持っています。

先輩であり後輩であり、上司であり部下であり、夫であり父であり息子であり地域の一員であり、他にもいろんな顔を持っています。

それぞれの立場で求められることや果たすべき役割は異なるのですが、完全に分離しているわけでもないんだと思う時がありました。

例えば、私は職場でもかなり学術的な思考を持ち込んで職務にあたっています。

論文を書いたり学会に参加したり発表したりと、積極的にそれらのことに取り組むようにしています。

いつも勉強関連の書籍や雑誌が身の回りに平積みにされていて、隙間時間があれば読んでいるイメージです。

職場の後輩たちはそれをみて、真似をするようになりましたし、自分の子どもたちも勉強することに対して特に苦にすることもなく取り組んでいます。

妻も医療従事者ですが、産休育休を繰り返していた影響か、以前のようにバリバリ取り組むことはしていませんでした。

でも最近になって研修に参加したり、医学書を読んだりと以前のような取り組みを再開しようとする兆しがみえています。

部署内でも私が学術担当のような位置づけとして認知されてきつつあり、学術活動や専門分野に特化した働き方が、結果として他部署とのパイプ役として機能していると評価してもらえました。

その他にも、私が学術活動に熱心に取り組んでいることで好ましい影響を与えることができていると感じる場面が多くあります。

私の取り組んでいることというのは、結局は学術的な研鑽を必死になって行うというただそれだけのことなのかもしれませんが、さまざまな場面で良い影響を与え、結果的にそれぞれの立場での責務を果たしていることにつながっているということに気がつきました。

それは、自分の行動に対して「それでいい、もっとやれ」と言ってもらっているかのような自信を与えてくれました。

限られた時間、体力、経済面。

少ないリソースをあちこちに分配していたら、薄い取り組みしかできなくなるかもしれませんが、たった一つのことに特化して取り組むことで、それぞれに密度の濃い結果をもたらすことができることもあります。

それは何かの取り組みかもしれないし、心がけや生き方のようなものかもしれません。

自分の好きなことをして、それが各方面で好ましい結果をもたらしているのであれば、こんな幸せなことはありませんね。

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