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会社を辞めて気づいたこと

私は大学卒業後、新卒で入社した会社を5ヶ月で辞め23歳無職となった。辞めた理由は、自由になりたかったからだ。

私は幸い就活もうまくいき自分の入りたいと思える会社に入ることができた。この5ヶ月の間ワクワクしながら働いていたし、色んなことが新鮮で楽しかった。会社もホワイトだと感じていたし、先輩や同期も良い人ばかりで本当に恵まれていた。

しかし、一つだけ嫌だったことがある。それは週5日は必ず働かなくてはならないことだ。仕事も楽しかったし環境にも恵まれていたが、どうしても働く気になれない日があったのも事実だ。そんな気分の時でも無理矢理自分自身に鞭を打って働かなくてはならなかったのはとても辛かった。それでもみんな頑張って働いているのだから、自分も頑張らなければだめだと思ってしばらくは働いていた。

今までも同じように感じる瞬間はいくつかあった。それは受験の時や就活の時だ。やりたくないと思うときがあっても、みんな頑張っているんだからやりたくなくても頑張らないといけないと感じていた。大学へ行って会社へ入るという多くの人が行く道から逸れぬようやりたくないと感じても自分に鞭を打って頑張っていた。

ある朝、今日は働きたくないと感じている自分に鞭を打って出社をしている電車の中で私は次のこと思った。

「これから先、私はあと何回このことを繰り返すんだ。」

私はこれから先も今までと同じようにやりたくないことや、やる気になれない時に自分に鞭を打って生きていくことを考えたら恐ろしくてたまらない気持ちに苛まれた。

「自由になりたい。」

その言葉が浮かんだ時、今までの私は自由ではなかったことに気がついた。今までの私はあまりよく考えずにみんなが進む道、親や教師が勧める道が正しい道なんだと思い込み、その中で自分が楽しいと思えるように工夫したりしながら、心の底では嫌だと思う時もその声を無視して生きていた。

私は会社へ向かう電車の中で自分の心と真剣に向き合った。自分がどうしたら良いかはすぐにわかった。私は会社についてすぐに上司に辞めたいということを伝えた。

私が会社を辞めて気づいたこと、それは「自分の心と正直に向き合い行動をすること」それこそが’’自由’’なのだということだ。


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