疑惑の9s切り、メンタル
キジョンネルソンvs桐生副会長vsむっちゃん
A1リーグ20/30回戦、振り返りいっくよ〜!
”タンたたき”の基準
ちょっと余談から入らせてもらいますが
「喰いタン」という言葉をご存知でしょうか?
これは、鳴いて手をすすめたタンヤオのことを略すような形で使っている言葉になります。
なぜ鳴きのことを「喰う」というのか、それは「チー」という言葉が、中国語では「食べる」を意味する言葉だからです。
でも、サンマには「チー」という発声がありません。
そこで出てくるのが「タンたたき」です。美味しそうでしょう?
「ポン」には「たたく」という意味合いがあります。よく、役牌をたたく、という言葉を使う方がいますよね!
というわけで、サンマでは「喰いタン」はおかしいので、「タンたたき」にすればいいと思うのです。
さて、話を戻します。
基本的には、子番である以上、「親を流せ」がテーマになりますので、最速でアガリに向かい、親を蹴りたいところです。
また中張牌は役牌と違って、スルーしたとしてもその牌に安全度が担保されるわけではないですし、攻め込まれても対応しかねるような手牌になりかねません。
なので、「大前提」に鳴けるなら鳴くべきだとは思います。
とはいえ、8sはカン7sの受け方が、2pにはカン3pの受け方が消失してしまうので、現段階はスルーします。しかし
これはポンテンが取れるので全て鳴きます。親リーの宣言牌になったとしても一緒です。
リーチを受けましたがポンテンをとります。瞬間の危険度だけでなく、リーチ者=和了牌以外をツモ切る人、になるわけなので、枚数が同じである以上はリスクを抑える選択をすべきだと思い、8s切りとしました。
以上、アガれた!ラッキー!
”ゲンバリ”の時に考えること
東二局親番です。6000点にはしたくないなぁ。。。。
役牌は鳴くけど。。。。
こういう手はチートイツにせず、、、、当たり前か。。。
6s切りではなく3s切りで、北と白が両方コーツになる展開にも備えます。
5巡目でこうなれば話は別ですね。これは7巡目までの6sは唇を噛み締めてスルーしてリーチを狙います。明らかにイーシャンテンな信号が出ない限り、親は親リーを狙いたいですね。
リーチを打てば跳満以上、倍満が目指せる手牌なので、基本的にはメンゼンテンパイを目指したいと思います!
さて、テンパイです。先にむっちゃんからリーチを受ける格好になり、現物の8pの在処を考えます。
私の聴牌余剰になる7sの押しを見ても、桐生さんから8pが余る可能性はあるのか考えます。表示牌にあって残り2枚、もっていなくて受け入れになっている可能性も十分にあるという状況でもあります。
白ポッチもあり、5pツモ倍満もあり、大勝負すべきでしょうという判断にしました。
いえーい
疑惑の9s切り
しょっぱいねぇ
桐生さんの1p切りリーチを受けました。こんなバラバラな手牌ですが、基本的には一切気にせず全て押していきます。
3pが待ちではありませんように(を願って2pを切ります)
むっちゃんがノールックリーチを仕掛けてきたので、まぁリーチを打ちやすい手牌になっているのかなという予想はできます。
まだこんな形ですが、安全に立ち回って逆転も諦めません。
1シャンテンです。8sが二人に通っており9sがノーチャンスです。
二人が8sを切っているのはリーチ後の話なので、現時点では7sの良さなど全くわからない上に、テンパイ時は愚形確定で、どうにかならないものかと模索中です。
本譜ではここで9s切りをして放銃となりました。この9s切りについての言い訳をおこないます。
まず、この9sは、シャンポン待ちにしか当たりません。純正単騎も完全に否定されているわけではないのですが、7779や8889といった変則形も否定されているので、基本的にはあまり出てこないイメージです。
そのうえで、9sという牌はシャンポンに当たるうえで、あと1枚も山にいるということになります。
ついで、シャンポンはというと、字牌(1m9m含む)が全部通っており、シャンポン相方グランプリにはエントリーできません。
せめてもの2-8牌も8p以外は全て通っており、8pを2枚ブロックしているため、可能性が低く、あまりいい相方候補が出てきません。なので、相方は3〜7になることがほぼほぼ確定しています。
今回のような変則3メンチャンが出てくることはあるでしょうけど、そんなに放銃率が高い牌でもなく、当たる場合はもう1枚も山にいる可能性が高いため、このリスクと引き換えに5s引きによる和了率上昇をとったということです。
特に、華を3枚抜いていて4枚目が山にいることも和了率をあげたい要因でしたね〜。
五翻なので本当に渋々ですね〜
まあこれには打っていいか〜という感覚なのですが、一般的な感覚とは乖離してますよね。諦めて3s切っておけよというヨーテルさんや皆さんのリアクションは正しいと思います。
打たされリーチでひどい結果
気を取り直して頑張るぞー!
ポッチが生きているせいで、マックス打点かつ好形変化なしテンパイからは壊せず、業務上リーチ
すぐ追いつかれて嫌な気持ちにさせられるのよね。
そんで配牌おちすぎじゃない???
カン7p待ち不安しかないけどポンテンはとるつもりの手牌です。
・2sが3枚見えている→そこでもう1メンツは見込みづらい
・むっちゃんの3巡目8s→7sが少し良くなっている
ゆえに8sではなく3sツモ切りです。
カン7sは優秀なうえに変化も豊富!(2sがあまりないけれど・・・)
解説も思わず見落とすほど自然に「中」をスルー
ポンテンをとってもよかったのですが、これで切りづらい牌をもってきたときに手を組み直すことができるようになりましたし、親の桐生さんに対しても対策ができるようになりました。
無理して加点する必要がない盤面で、むっちゃんの方が好形でありそうな条件が整っているので、「中」が待ちになるか、そちらが解決してメンゼンでテンパイすればリーチを被せることができるなど、まぁ1枚目は様子を見てもいいかなというスルーです。
実際には桐生さんが3枚もっていた7sを入れての追いかけリーチ!
子方二人で親を蹴りましょう!
この打たされリーチも空振りでしたが、まぁ解します。
ドラが4pでなければ間違いなく1p切りしてるであろう牌姿です。
カン2カン8なのでしぶしぶリーチ(しぶしぶ感を出さないように!)しましたが、これも1p切りしていればアガれたところなだけに、ウルセェよって感じですよね〜
サムネのこの手牌、桐生さんは5s切りを決めていたであろうですが、一応順位ボタン押してますね。
すごい、さすがのボクでもここからは差し込まないですね。
相方が華2枚抜いていたら諦めチェックに回ることがほとんどです。
この差し込みはオーラス以下の点数状況になり、
倍満ツモ条件となり、絶対に咎めてやろう、とそう思っていましたが、倍満どころか
桐生さんから2sでたら同点で足りないんだが、、、
という打点に。。。
ツモ直がOKである以上、クローズせざるを得ませんが、本当に2000点の和了になって捲れなかったらただごとではありませんね。
なんかパッとしない半荘になり、またも撮れ高なしってかんじでしたよねー。
しかしあの9s切りはうまぶりだったですね〜
3s切った方が良かったと反省してます。。。
以上!
最後までご利用いただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?