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#ジョン・ラスキン

高貴と野蛮

高貴さと野蛮さは、セットで語られることが多い気がする。 まあ、今のところn=2なんですけど…… 例えば、ジョン・ラスキンは『ゴシックの本質』の中で、ゴシック建築の「粗野」や「野蛮さ」を「高貴な特徴」であると評している。 ラスキンの言うところの「粗野」「野蛮」とは、建築が不完全で洗練されていないという意味である。 「建築が不完全ってどういうこっちゃ」と思うかもしれないが、これは例えば、シャルトル大聖堂の正面なんかを見ると分かりやすいと思う。 ↑見て分かる通り、シャルトル