"TIME MAP"でTime Travel
10年以上前に関わって終了した仕事を、INTERNET Watchさんに先日遡って記事として再度取り上げて頂いたことがきっかけでTIMEMAP(一般社団法人タイムマップが運営)というサービスを知りました。
説明によると検索ワードを使って技術や社会の変遷が見られるとのこと。
TIMEMAPは、時間軸に着目した新方式の検索エンジンです。情報の新しい探し方や見方を提供します。
(中略)
デジタル地図で自由に拡大・縮小して空間情報を眺められるように、文書情報に対しても同じことができないかと考えて開発しました。
(タイムマップとは)
ユニークな着眼点!
2017 年 10 月にサービスが始まっていたようです。知らなかった。
一般社団法人タイムマップ プレスリリース
本邦初、伸縮自在な年表を表示する検索エンジン「TIMEMAP」公開!
検索ワードごとに年表を作成、地図検索の様に時間をズームインアウト
一般社団法人タイムマップが NII/連想出版/インプレスグループと開発
使い方もいたって簡単です。
トップページの検索BOXにキーワードを入れるだけ。
検索結果を見ると、INTERNET Watchをはじめ運営元のImpress WatchやJPubb記事他から引っ張っておられるようです。
INTERNET Watchさんは早くからインターネット関係の記事を取り上げてきた媒体で、個人的な思い出としては10年以上前のその仕事は業界内ではなかなか先駆的故に説明に苦慮したところがあったのですが、INTERNET Watchさんに関しては興味をもって適宜取り上げて頂いた記憶があります。
そういった取材記事等蓄積された、今となっては貴重なデータを任意のキーワードをもとに視覚化し時間軸で見られるサービス。
トップページの例から
・激しかったウェブブラウザー戦争
・ポータルサイトから検索サービスへの変化
・各産業が注目するAI・IoT・VR/ARの応用
いつ頃からそういった記事が出始めたのか、またどの辺りで収束してきたのか、入れ替わったのか。
試しにいくつか。
キーワード "ネットバンク"
2000年にサービスが始まったイーバンクの記事が見えます。メールアドレスと名前(口座名義)が判れば、個人間で送金できる「メルマネ」は当時として画期的なサービスだったと思います。銀行名や口座番号がわからなくても送金できるし、受け取る側も最小限の情報を提供するだけで済みますから。
イーバンクは、今楽天銀行になりましたが、「メルマネ」もサービスとして残っています。→ かんたん振込(メルマネ)
キーワード "仮想通貨"
"億り人"とセットのようにメディアに登場した仮想通貨。
ここ、ほんの数年がよく取り上げられるとあって視覚的に見てもそれとわかるのですが、遡ると2000年前後にも少し濃い目のところが。
「当時何があったかな?」と思って確認していると、オンライン仮想世界"セカンドライフ"の記事がありました。(なるほど、そっちか)
セカンドライフ内で使えるリンデンドルの話が当時ニュースで取り上げられていたのを思い出します。リンデンドルは今言われている仮想通貨のようなブロックチェーン技術に基づくものではありませんでした。電通が絡み、大手百貨店等も出店していましたけど‥。
セカンドライフ自体はまだサイトがあったのですね。
つい懐古的に利用しましたが、今後のサービスのヒントが過去にもあるかと思います。ご興味のあるかたはぜひ。
(了)
ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド カイコウラ ©moya
最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。