上海が好き。これからの夢。。

昨冬4年ぶりに上海へ行った。とにかく上海人の成長が著しく、お陰でとても軽快な旅になった。

私が初めて上海へ行ったのは2008年。まだ中国語も拙く大連での留学生活も終盤で疲れていた頃。大連とは違う華やかな街並みに憧れたけど、私は大連人の温かい人柄が好きだった。例えば大連のタクシードライバーは、私が聞き取れず会話にならなくても諦めずにずっと話してくれる。それに慣れてしまったからか、上海のドライバーは物静かで寂しく感じた。大連の運転手さん優しかったなと恋しくなった。

2回目に上海を訪れたのは2013年。人柄には寂しさも感じたけどお洒落でキラキラした街に魅了され、私は仕事を辞めて上海の学校へ留学した。高層ビル群があれば歴史ある街並みも残っている。中国人の暮らしを見ることもできれば租開時代の欧米の建築を眺めることもできる。そういう多面的なところと、現在進行形で発展している変化に富んだところが面白い街だと思った。

留学から帰国し、4年前もまた旅行で訪れた。中国に行くと、あちらは大胆で大雑把なのでいつもそれに振り回される。何処ですか?と聞いてもあっちと指差されるだけで、結局何処なのかと混乱するばかり。だから、何にしろあちこち寄り道してようやく到達できる感じで、スムーズに最短距離で事が運ぶというのは少ない。留学を通じて多少免疫はできても、旅行という限られた時間で無駄なことが続くとイライラしてしまう。

そして昨冬、また大変な旅になるぞと身構えて行ったら、それは良い意味で裏切られた。予想外に“ちゃんと”コミュニケーションが取れたし、“着々と”目的を達することができた。それは私の中国語が上達したからでも、あの国に慣れたからでもない。数年見ない間に上海人のマナーや感覚がずっと進歩していて、私は子どもの成長を見るようで嬉しかった。レストランでもカフェでもお店でもお節介なほど親切にされ、中国語が話せて、意思疎通ができて本当に良かったと改めて思った。

そう遠くない内にまた上海や他の街にも行きたい。ゆくゆくは上海で暮らしたいけど、それは就職の問題もある。。これからも上海や中国の成長を陰ながら応援していきたいと思う。