~ 2024.3.11
あれから13年。
小学生になろうとしていた私はもう大学生。
インターン前、
今の富岡に関わる理由を母から問われた。
なぜ今私がこの地に興味を持って、
今ここで生活しているのか。
福島をもっと知りたいという思いから
始まったはずなのに、
ここで生活していくうちに、
どんどんこの地について考えたくなって。
ここが私の日常になりつつあって。
でもそれが良いのか悪いのかも、
ずっと考えてた。
でも地元以外で、
もっといたいと思えたのは
ここが初めてだった。
今日は1ヶ月生活してきた富岡の海で黙祷を捧げた。
ずっと海が怖かった私だけれど、
いつの間にかこの海の青さに惹かれていた。
富岡の人もこうやって、海を見ていたのかな。
私が今の富岡にいる意味は、
「ここにいるだけでいい」と
自分の存在を認めてくれる人が
たくさんいるからかもしれない。
だからこそ今ここを離れるのが
ものすごくやるせなくて。
もっとできることがたくさんあるはずなのに。
もっと考えたいことがたくさんあるのに。
それが悔しい。
この経験が私にとって、
震災の見方も、福島の見方も
変えるきっかけになった。
これからもずっと考えていく。
これで終わりにしない。
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