三浦大知「球体」@仙台ライブレポ

壮大なネタバレ含むので、まだ公演を見ていない方は読まないでください!!!

以下、ライブレポです

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冗談じゃなく、かっこよすぎて泣いた。
曲が、歌詞が、演出が、全部全部がかっこよかった。

今回は全部Nao'ymt氏の提供の楽曲。
彼はこれまでに三浦大知にいくつも楽曲を提供している。
最近だとDarkest before dawnというめちゃくちゃ明るく前向きになれてかつ泣ける曲を提供していたので、楽曲にも期待していた。

開演前、だんだん薄暗くなり、波の音だけこだまする場内。
やっと開演!と思いきや、部屋のようなところで思いつめたように歌う三浦大知。

暗い、というほど暗い曲でもなく、だからといって明るいわけでもない。

白い輪っかの中で踊る三浦大知をみて、人間じゃなくて、無機物でも「一緒に踊る」ことができるのか、とビックリする。

この日は台風が接近していて、外はひどい雨だった。

雨雨雨。

傘と一緒に踊る三浦大知。一人なのに、もう一人の人間が見える。

謎の飛行船が出てきて、あまりの突然さに笑いそうになったけど、この曲が一番ぐっと来た。

それまでゆっくりな、やや暗い曲を交えつつ、ダウンテンポで場内も薄暗い中やっていたのに
突然の光光光。ただ自分でいたいだけ、と懸命に歌う三浦大知。
そのときの眩しさと踊りのキレと楽曲と演出と、もう全部が全部かっこよすぎて「好きだーーーー!!」と泣き叫びたくなった。

今回のライブは全曲新曲、事前に一曲も公開されていない。
だから全部知らない曲、演出も、メロディーも、歌詞も踊りも何も想像がつかなかった。

だからこそ歌詞を必死に聞こうと、メロディーを覚えようと踊りを目に焼き付けようと必死になる。

終わったあとも、他の音楽でかき消したくなくて、でもどんどん忘れていってしまって。
アルバムを聞いたら嬉しくて泣いてしまうんじゃないかなって思う。

ホールだから?あるいは神経を集中させてたから?かわからないけど、音がとても繊細に鮮明に聞こえて、それもよかった。

あと曲が全体的にダウン系で、でもビョークみたいに底抜けに暗い歌詞でもなかったから落ちこまずにはすんだけど
水のそこに引きずり込まれるみたいな感覚があった。
最近のヒップホップの要素や、テクノ系?っていうのかな?ズーンって感じのダンスミュージック、ああいうのも取り入れていて、自分的に一曲一曲がグッときた。

最後から二番目の曲で急にハッピーな90年代調ディスコミュージック感出してきたときは「あーハッピーな終わりで良かったー!」って思ったけど
まさか最後の曲で「人生が予行演習だったら」ってくるとは。
1曲目の演出に巻き戻っていって、「ああ、人生をやり直すことができたのだろうか?あるいはただ時が巻き戻っただけなのだろうか?」
とぼんやり考えながら、波の音を聞いて終わった。

なんだかやっぱり泣きそうで、釈然としなくて、でもきっと人生ってそんなわかりやすいことばっかじゃないんだよなあと妙に納得したりした。

全然まとまりのない文章だけど、とにかく三浦大知だけじゃなくて、歌踊り曲!曲!曲!演出!!なにもかもがかっこよかった。
好きでよかった。見に来てよかった。
こんな幸せなことあるんだ、明日からまた頑張ろうって思えた。

追加公演やってくれないかなあ〜。もう一度見たい。

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