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人、々、々、々

CRYAMYのツアー埼玉公演に行った。もともと行く予定ではなかったのだけれど、カワノさんの弾き語りを聴いてやっぱり行こうと思った。

「ありのままじゃないと生きられない社会だ。自分を出せないとか面と向かって嫌だと言えない卑怯さとか、そういうのも含めてありのままだからね。困惑してると思うけど、誰も言ってくれないんだよ。だから厳しいことだけど俺が言う。理想では生きられない。悲しいことつらいこと腹立つこと色々あるけど、俺もあるけど、俺がんばるから、みんなも、言いたくないけど、がんばってください。一緒にがんばろうね。どうしようもないけど生きていかなきゃならんのだから。」

というようなことを言っていたのが深くこころに突き刺さっている。

面と向かって嫌だと言えないことを卑怯だと言ってくれて安心した。でも自分をうまく出せない人のためにカワノさんが歌で表してくれていることも知っている。

理想では生きられないという諦めとそれでも生きていくという逞しさを示されて、生の残酷さと向き合うことができた。

CRYAMYのライブは本当にきれいでかっこよかった。そして真っ直ぐで、どうしてこれが世界じゃないんだろうかと頭がぐちゃぐちゃになった。

でもこの言葉を聞いて、カワノさんはここまで分かっていて今の世界でがんばろうねと言ったのだと感じた。どこまでも俯瞰視のできる人だと敬畏する。

CRYAMYのライブは考えるきっかけを与えてくれるが、考え込みすぎてどう生きたらいいんだ…となる。ありのままで生きていくしか私たちに残された選択肢はないが、それが意外と1番自然なことなのかもしれない。

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