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ろくじょうひとま

前に住んでいた家は6帖とダイニングキッチンという構造で、一人暮らしにしては贅沢すぎるくらい広かった。
だからしょっちゅう足の踏み場もなくなるくらい物を広げて汚して、そんでざーーーっとよけて床で寝たりお酒飲んだりご飯食べたり(お行儀は一人暮らしの家の中では存在しないと信じたい)探し物したりしたりして暮らしてた。



引っ越してからはどうだろう。お布団からベッドにしたことも大きいけれど、なにより六畳一間になったから家の面積全てが生活に使われるようになった。伝わるかなあ。
前の家は広かったから余白がたくさんあったわけ!とある場所に物を広げていても避けて生活できていたけど、今の家は無理。今ある余白は通路だからふさぐと明日の私のストレスになるってわけ!や、とある場所に物があるのもストレスなんだけど急いで片付けなくてもいっか☆ってなってた。

余白が必要って信じて生きてきたけど広い家から六畳一間の狭い家に引っ越して、必要ない余白だったって気づいた。片付けが苦手なのに広い家にいると面積多くて全然片付けないし、そもそも広いからってモノを溜め込みすぎてたな~って。要らないモノが多すぎて引っ越しは本当に大変だったけど、前の家より狭くなって良かった。自分のキャパの範囲内で掃除できるし片付けもできる。何がどこにあるかわかる。それだけでこんなに生活が快適になるなんて……。引っ越し前の私が聞いても信じないだろうな~!こんなこともあるんですよ。


やっぱり環境が変わらないとわからない。狭いって悪いイメージしかなくて引っ越し憂鬱だったけど引っ越してよかった。
全部先入観で判断してたな。私は片付けられない、掃除できないって思ってたけどそんなことなかったよ。



自分に対して無意識に決めつけていることを、グラデーションでも、また元に戻ったとしても、少しづつ変えていきたいな。変えていくんだ。


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