2度目の転職・父の教えと叶えたい未来、ありたい姿
2018年4月からお世話になっているツクルバを2022年9月末を以て退職し、10月からキャディ株式会社で働いております。遅ればせながら、9月末当時にFacebookにて公開した転職においての心境をnoteにも転載します。
亡き父が教えてくれた会社選びで大事なこと
中途採用を中心に採用人事をしていた亡き父が、私が大学時代に就職活動していたころに話してくれた言葉で印象深かったのが「どんな会社でも、企業理念に共感できないなら入るな」でした。今なら企業理念ではなくてMission・Vision・Valueと表している会社のほうが多いかもしれないですね。
これまでの会社のMission
私は今でも一番最初に入社した三菱重工業の社是である”顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する”という言葉が大好きです。まさに三菱重工業は明治時代からずっとハードウェアな面を中心に、日本の産業の発展に貢献をし、社会の進歩に貢献してきた会社だと思っています。今現在も、この世の中を支える貴重な事業をされている会社だと思います。
そしてツクルバの「場の発明」を通じて欲しい未来をつくる。というMission、そしてcowcamoの不動産業界の構造を変え「自分らしい暮らし」や「豊かな暮らし」が当たり前になる世界、ライフスタイルやライフステージにあわせて、自分らしく暮らせる住まいを手に入れ続けられる世界を作りたいという想いも、私の中で「社会の進歩に貢献する」1つの手段でした。きっとこれからはツクルバ・cowcamoがやっているようなソフトな側面でのサービスが日本の社会を進歩させるんだろうな、と。
現に2018年4月からこれまでの約4年間でツクルバは上場もし、cowcamoの会員数も30万人までにも増え、関東を中心に認知度もあがり、私が関わったお客様がライフステージに合わせてお住み替えをされるのを手伝ったりと、過去にはあまり存在しなかった(あまりメジャーじゃなかった)世界・社会・場が出来上がっていくのを一緒に体験させてもらいました。とても貴重な体験だったと思います。
そしてキャディ。キャディのMissionは”モノづくり産業のポテンシャルを解放する”です。事業としては2018年から始めている金属加工品の受発注プラットフォーム事業と、今年の6月にローンチした図面データ活用クラウドの2つ。
初めて事業内容を知ったとき、本当に興奮しました。製造業というハードウェアが中心の業界にTechを活用して切り込んで、とても大変なことをやっている・やり遂げようとしている。これがもっと世の中に広がったら製造業界が変わり、日本や世界が変わるぞと。1社目で製造業に関わっていたからこそ感じる興奮でした。(興味ある人はぜひキャディのオンラインイベントへどうぞ!)
その興奮が冷めやらぬまま、ツクルバというベンチャーで働いた経験、そして1社目の三菱重工業で働き製造業に携わっていた経験、両方活かせるのでは?と思いキャディに応募して転職するに至った次第です。
とはいえ正直この年齢でさらにゴリッゴリのベンチャーに転職するというのには自分の体力や能力的にも不安があり、内定を頂いてからだいぶ悩みはしたのですが…それでもやっぱりどうしてもキャディがやっているサービスへの興味が尽きなかったし、また何か1つチャレンジするなら今が一番若いんだから今しかないと思い、決断するに至りました。
なぜ大好きな会社を去るのか
友人たちに話すと大抵「あんなにツクルバやcowcamoが好きなのになぜ?!」と驚かれるのですが、もちろんツクルバ・cowcamoは今もこれからも大好きで、めっちゃ好き&応援したい気持ちは変わりません。みんなにも本当に暖かく送り出していただいて感謝しかないです。
思い返すと三菱重工業(&MHPS)でも人に恵まれていましたが、ツクルバではさらにより「素」の自分を受け入れてもらいながら周りの人に恵まれて働かせてもらっていたと思います。その分つらい時もあったけど、自分自身としては4年前よりはいい方向に変われたのかなと思っています。
最近一番変わったなぁと思うのは、仕事を通して人として深みを出したいなと思うようになったことです。仕事は自分のアウトプットに対して報酬を頂くので、仕事を通してと言うと語弊がある気がしますが、自分自身が人として器が大きくなってるかどうかって仕事が一番露骨にわかるなと思うんです。
今まではただ必死に目の前の仕事をやっていて、簡単に言えば仕事1本しか見えてない感じだったけど、自分のありたい姿や叶えたい未来があるとして、日々の暮らしの中でそこを目指して、そこへの距離感を確かめる場の1つとして仕事を置いてけばいいのかな、と。仮にそこで失敗しても、目指してるところは先にあるわけであって、そこに向かってのTry&Errorだみたいな。そんな心境も、転職するに至った背景の1つかもしれません。
私の叶えたい未来とありたい姿
じゃあ自分のありたい姿や叶えたい未来ってなんだ?というと、ツクルバの新入社員のメンバーが「ゆっきーさんって、誰かがその人自身のせいじゃないのに(環境や仕組みのせいで)活躍できてないのが嫌なんですね」って言ってくれてハッとしました。それだって。
私の叶えたい未来は「進歩した社会の実現」で、それは組織や周りが作った枠に1人1人を当てはめて作ってく世界じゃなくて、「1人1人がお互いの能力とか好きなこと・あり方を受け入れて、繋がって広がってく世界」なんですよね。だから学生時代は初音ミクのムーブメントがとてもとても好きだったし、ツクルバも好きだし、キャディにも惹かれた。
他方「自分のありたい姿」という面でいろいろ暮らしや人生を考えたときに1つのターニングポイントに立っていて、それも今回キャディに入ることを後押ししたんだと思います。だから今後「自分のありたい姿」が変わっていったら、もしかしたらまた転職するかもしれないません。(と言うと無責任に聞こえるかもしれませんが、あくまで可能性の話で、もちろん今は100%キャディにコミットしてます!)
ということで後半はだいぶ抽象的な話に終始してしましましたが苦笑。今後も自分が叶えたい未来やありたい姿に向かって、日々の暮らしの中で少しずつ自分に水をあげて手入れして育てて、これまで出会って支えてくれた方々・そしてこれから出会う方々に、より貢献できるように頑張っていきたいと思います。
2022.9.30
と、そんな想いを胸にキャディに入社して早1ヶ月。とても楽しく働かせてもらっています!入社してからのこともまたなにかの折に文章にまとめますので乞うご期待。
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