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2023年の推し活総括

はじめに

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

体感5年分くらいの推し活を楽しんだ2023年。ポストコロナの時代に自分の世界がこんなに豊かで広がりあるものになるとは予想もしませんでした。
完全に筆者個人目線で昨年1年間の推し活を振り返ります。


主な登場人物

筆者
94年生まれ。INFP。

Perfume
女神三姉妹。

GOT7
七福神。

2023年の振り返り


1月

1日未明。Perfumeは紅白歌合戦の後にCDTVに出演し、『Spinning World』を披露した。その後、かしゆかのInstagram個人アカウントには非常に縁起の良い写真が投稿された。

かしゆかお気に入りの衣装のひとつだそう。


2日。GOT7の末っ子ユギョムが新曲をリリースした。


6日。GOT7のリーダージェボムの誕生日。94年生まれのジェボムは韓国の数え年で31歳になった。
2021年1月、デビューから7年の節目を迎えたGOT7は、韓国の三大アイドル事務所JYPエンターテインメントを全員で退所した。7人7様の事務所に所属し、中には韓国から故郷に拠点を移したメンバーもいた。世界中に散らばったメンバーは解散するどころか「GOT7」という会社を設立。GOT7が文字通り永遠に続いていくことをファンに約束した。
韓国では、誰一人欠けず、グループ名も変えずに存続するアイドルグループは非常に稀で、「7年の壁」という言葉まである。特に、グループ名にメンバーの人数にちなんだ数字が入ったグループが尽く脱退や解散を喫してきた歴史がある中で、GOT7の例が与えた希望は計り知れない。
GOT7は、全てではないが楽曲の使用権も獲得し、2022年5月には新アルバムを引っ提げたワンマンライブも実施した。その全ての事務手続き、法的手続きをこなしたのが、リーダーのジェボムだ。1月6日は全世界から祝われるべき日であり、彼の半生は必ず映画化されるべきだ。


16日。GOT7のメジャーデビューから9年が経った。
ジェボムとジニョンで結成された気鋭のユニットJJ projectを経て、癒し系の弟たちと、アメリカ・香港・タイから韓国に渡ってきたメンバーが集結して始まったGOT7。本当に色々なことがあって、輝かしい瞬間ばかりではなかったかもしれないけど、いつでもファンを楽しませる最高の準備をし続けてくれた。
これからもそれぞれの花道を歩いてほしいし、筆者は遠くからでも、嬉しいことは一緒に喜びたいし、何かにぶつかったのなら一緒に戦いたい。


18日。GOT7のジニョンが初のソロアルバムをリリースした。2021年にデジタルシングル『DIVE』をリリースして以来の音楽作品だ。リード曲『Cotton Candy』を含む新曲5曲が収録され、ジニョンの大人な魅力をたっぷり詰め込んだ作品となっている。
俳優が多く所属する事務所に移籍したジニョンは、演技の仕事が目白押しだった。直前に韓国で公開された映画で頭を丸めていたことを考えると、ずいぶん前からリリースの準備してきたのだろう。ジニョンは努力の天才だ。


30日。GOT7の末っ子ユギョムの所属事務所AOMGがワールドツアーでZepp Osaka Baysideに上陸した。オタク人生でワンマン、対バン、クラブイベントと参戦歴を重ねてきた筆者だったが、事務所を挙げたライブには初参戦となった。hiphopアーティストが多く所属する事務所に移籍したユギョムは、いかつくも優しいお兄さんたちに愛されながら、さらにすくすくと成長しているように見える。
初めてのKHH(K-HIPHOP)のライブは治安も良く、重低音も良く、それぞれのアーティストのパフォーマンスも抜群に良く、とても楽しい空間だった。ユギョムも安定の生歌とキレキレのダンスで会場を沸かせた。ダンスに力を注いでいるアーティストは少ない中で、確実に新しい風を拭き入れたと思う。もちろんビジュも良い。何しろ180cm超えの高身長にはっきりとした目鼻立ち、切れ長の艶っぽい三白眼は、笑うとふにゃりとアーチを描く。
アガセ(IGOT7 アイガットセブン:GOT7のファンダム)はユギョムの出番のときのみアガボン(アガセ棒:GOT7のライトスティック)を取り出して緑の明かりを灯してユギョムに送った。ユギョムはGOT7の楽曲も披露してくれた記憶があるんだけどセトリ出てこなくて確認できない。夢かな?
終演後にはお見送り会と撮影会も用意され、筆者はお見送り会付きのチケットで参戦していた。出演アーティストが横並びに座っている前を手を振りながら通り過ぎるイベントで、アーティストへの話しかけは原則禁止されていた。筆者GOT7が昨年実施したワンマンライブ「HOMEComing」のスローガン(小さめのタオルのような横断幕)とアガボンをユギョムに向かって見せた。すると、にこにこと手を振っていたユギョムはそれを見るなり居住まいを正してアガセポーズ(親指、人差し指、中指の立てて胸の前で交差させるハンドサイン)を作ってくれたのだ。その横にいたユギョムと同年代のwooさんが、ユギョムにくっついてこちらにアピールする微笑ましい光景を横目に見ながら、束の間の対面イベントは終了した。夢のような一瞬だった。

堂々とソロ曲を歌い上げるユギョム


2月

11日。GOT7のリーダージェボムがインスタライブを行い、すでに入隊していたことを自分自身の口からファンに報告した。筆者はそもそもインスタライブのリアタイも逃しており、意表を突かれたファンの「えっ!?ww」というざわめきで知った。ジェボムらしいというか何と言うか。SNSが気軽にできる部署にいるということで、むしろ芸能活動が忙しかった時期などよりもファンとの交流を図っているように見える。
数え年で31歳のジェボムは入隊までの期間をかなり先延ばしにしていたことになるが、GOT7としての新しい形が整ったこのタイミングでの入隊はリーダーとして大正解だと言いたい。また、2018年の法改正により、2020年6月以降に入隊した服務員の兵役期間は従来よりも2〜3か月間短縮されている。この点も先延ばしの副産物ということだ。

14日。ジェボムがEP『Seasonal Hiatus』をリリースした。彼なりの「行ってきます」をしかと受け取った。


同じく14日。Perfumeのファンクラブ「P.T.A(Perfumeとあなた)」が発足15年を迎えた。当日Perfumeはここ数年の例にもれず生配信イベントでファンと交流した。2023年のコンセプトはパジャマパーティー。タイトル通りラフな雰囲気でトークが進み、周年イベントが告知された。


15日。Perfumeのあ~ちゃんが34歳の誕生日を迎えた。常に進化し続けるPerfumeの中心にいるのがあ~ちゃんだと思う。歳を重ねるごとに、美しく、パワフルに、ポジティブになっていく。これからどんな景色を見せてくれるのか本当に楽しみだ。一生ついていきます。

「思い立ったが吉日」


18日。筆者は熊本で出会った数少ないパフュクラさんを乗せて九州道をひた走っていた。目指すは博多PARCO新館3階イベントスペース。Perfume Closet #7のポップアップショップを訪ねるためだ。
今シリーズはinspired by Cling Cling/ Spending all my time/ flow が目玉商品で、その再現度の高さがファンの間で話題となった。筆者はアスマートでCling Clingのセットアップを購入していたが、Spending all my timeのドレスも捨てがたく、でもドレスのSサイズは在庫確認中かつポップアップでも品切れ状態だったため、試着だけでもという気持ちで臨んだ。結果、ドレスの試着を終えて高揚感が抑えきれずに付け襟を購入させていただいたのだった。
また、上述の配信ではコラボフード「もさもさ系」のベーグルとベーグルに合う紅茶が本人達の食レポ込みで紹介されていた。土日に駆けつけたこともあり、売り切れてはならんと早めにカフェメニューのもさもさベーグルと色が変わる紅茶をテイクアウトした。数には余裕がありそうだった。テイクアウトしたフードを広げ、フォロワーさんたちと一緒に窓辺のテーブルを囲んで話し合った。都から遠い九州の民だが、Perfume愛は人一倍熱い。
帰りの高速でガソリン切れを起こしたのはまた別のお話…。


3月

4日。筆者は気を取り直して再びフォロワーさんを乗せていた。かしゆか商店の店主かしゆかがお買い付けになった肥後象嵌の職人さんに会うため、出張教室のある伝統工芸館に向かった。
その場で何かを買うことができたわけではないが、店主かしゆかの取材時の様子を教えていただいたり、店主かしゆかがお買い付けになった刀の鍔よりも実用的な肥後象嵌の取り入れ方についてアイデアをいただいたりできた。生活にゆとりが出たら改めてご相談と注文をさせていただくということで失礼した。いつか帯留めか印鑑に肥後象嵌を施していただくのが夢だ。

12日。GOT7のヨンジェが『Errr Day』リリースした。


28日。GOT7のジャクソンの誕生日。2023年はワールドツアー「MAGIC MAN」に邁進しながら、アパレルの方も抜かりなく(NIKEとコラボ)、CMやアンバサダーでも引っ張りだこの恐ろしいタレントだ。


同28日。GOT7のベンベンがフィジカルアルバム『Sour&Sweet』を発売した。


31日。GOT7の長男マークがデジタルシングル『Carry Me Out』をリリースした。


4月

1日。筆者は故郷熊本を離れ、神戸のとある山のふもとに居を構えた。わっほい。

29日。大阪城ホールでFM802主催の音楽フェス「REQUESTAGE」(通称リクステ)が開催された。何だかよく分からないけど家から近いし参戦を決めた。
入場手続きが滞り、緑黄色社会の途中で席についた筆者は、Perfume FES!!を除いて初となる音楽フェスのワクワク感とタイムテーブル無しのドキドキ感、ステージ正面通路天空席という神引きに胸を高鳴らせた。
緑黄色社会、GENERATIONSと初めて見るアーティストが続き、同じく初めましてのgo!go!vanillasのコール&レスポンス(「Perfume!パパパPerfume!」)にホカ…ホカ…とボルテージを上げ、ついにPerfume。リクステはタイトル通り、ファンからのリクエスト投票でセットリストをもとに組まれる。言わずもがなの爆踊りセトリだ!GENERATIONS突撃コラボのサプライズもあり、Perfumeのキャラクターも含めて会場全体を巻き込んで楽しませてくれた。(いくらさんセトリ借りるね)

終演後にはPLASMA仙台以来のオフ会もでき、関西への移住を心から謳歌した。

5月

3日。GOT7のベンベンの誕生日。世界を股にかけるエンターテイナーかつファッションリーダーで、芸術・芸能に関する才能の塊でありながらグループ一番のお笑い芸人。ビジュもお歌も大成長の1年でした(拍手)!


8日。GOT7のジニョンが入隊した。韓国にいる弟メンバー達だけでなく、すでに入隊していたジェボムもわざわざ有給を取ってジニョンを見送った。主演映画で坊主姿を見ていたファンはあまり衝撃を受けることはなく、でも確かに寂しく。
部隊が違うことで、ジェボムとジニョンの除隊日は数日差になるらしい。JJproject再来はあるのか?
ちなみにジニョンは陸軍の所属部隊で首席の成績を修めているらしく、さすがの一言だ。

9日はアガセの誕生日だ。2014年に小鳥と名付けられたIGOT7も10年目に突入した。
コロナ禍も事務所退所後も新しいアガセが生まれた。ファン歴が長かろうが浅かろうが、誰にでも温かくオープンで、GOT7のためになることを一番に考える人徳のあるファンが間違いなく多い。

14日。Perfume関西ダンス部の活動に初めて参加した。第99回を数えた当日の課題曲は『再生』。関西ダンス部としても、コロナ禍を経て久しぶりに対面開催が実現したそうだ。ファン同士が教え合い、上手い下手関係なく楽しくPerfumeの曲を踊り、交流する。中にはユニットを結成したファンもちらほら。誰かと一緒に踊るって本当に楽しい。

31日。筆者は成田国際空港にいた。先立って2022年11月、Perfumeは同年にコロナウイルスの感染拡大を懸念して出演を断念したヨーロッパ最大級の音楽フェス「Primvera Sound」への出演決定を発表した。
その後2月にロンドンでのワンマンライブ「Code of Perfume」の公演が発表され、ファンの間で大きな話題となった。ロンドン行きを決めるファンも多い中、Primvera Soundに向けてきつめの旅程を組んでしまっていた筆者は後ろ髪を引かれながらもバルセロナ旅行に照準を合わせた。
筆者はアブダビ国際空港を経由し、バルセロナ国際空港へと向かった。成田を17時に出て約11時間後、同じく31日の23時頃にアブダビに降り立った。約4時間のトランジット。円安でなるべく出費を抑えたい筆者は、何をするでもなくカフェテラス的な空間でスペースを開き、不安と興奮混じりに一人語りしていた記憶がある。


6月

1日3時15分。アブダビを発ち、約7時間のフライトを終え、たどり着いたバルセロナの現地時間は同日8時15分。

かしゆかの投稿にならってキャリーケースをパチリ

引き続き現地時間1日。その後はフォロワーさん達と合流してタパスを味わい、デパートを見て回り、肉切りおじさんに生ハムをもらい、生ハムの原木でひとはしゃぎした。

メニューがほぼ読めずにジェスチャーで注文した
日本にはない食材にテンションが上がった

一度それぞれの観光や支度へと解散。筆者は宿へチェックインして長旅の汗を流した。

イス込みで満足度の高いお部屋だった

夕刻に開演したPrimvera Sound 2023。1つの町みたいな広さのフォルム公園に大小様々なステージが10か所近く建てられていた。初夏のバルセロナは日を傾けることを知らず、天気が良かったこともあり20時頃まで昼下がりのように明るかった。からりとした空気で適度に風も通り、非常に過ごしやすい夜だった。

Perfume:CUPRAステージ
Red Velvet:RON BRUGALステージ
きゃりー:DICEステージ

今回、筆者にはPerfumeの他にRed Velvetときゃりーぱみゅぱみゅというお目当てがあり、あまり迷うことなくバルセロナ行きを決めていた。
まずお目にかかったのはRed Velvet。21時をまたぐ中盤、ステージの規模は小さいが熱気は十分だった。かっこいいと思っていたダンサーYouTuberのWillさんにもこの場内で会うことができた。Red Velvetのパフォーマンスは歌もダンスもMCも最高で、人だかりの頭越しにもかなり楽しめた。セトリも新旧ないまぜ緩急ばっちりでエグかった。JOYちゃんは活動休止中だったようで、JOYちゃんのパートは他のメンバーがカバーしていた。

左からイェリ、アイリン、ウェンディ、スルギ

Perfumeの出演は23時前から。同行のフォロワーさん達はほとんど柵最前を確保して待ち構えていた。Red Velvetを最後まで一緒に見てくださったフォロワーさん、本当にありがとうございました。多くのステージで継ぎ目なしに色々なアーティストが出演していたこともあってか、開演予定の1時間弱前にCUPRAステージに行った筆者達も前から2〜3列目という至近距離で待機していた。全世界向けの配信枠に入っていたため、日本からも見守ったファンが多かったようだ。実際には配信枠の直前のアーティストが押していたことで、Perfumeの出番は23時過ぎになった。会場では事情が分からず、機材トラブルやメンバーの不調など不安が過ぎったが、Twitter(現X)に張り付いていた日本人ファン達のお陰様で安心して待つことができた。コールは「パ!フューム!パ!フューム!」だった。
満を持して登場したPerfumeは神々しく、セトリは鬼のような爆上げ曲の目白押し。後半のあ~ちゃんの惚けた瞳から、本当に命を燃やしているのが目に見えて分かった。筆者達の横にいた少し酔い過ぎた観客がPerfumeに吸い寄せられる怪奇現象はあったが、全体的にぶち上がった観衆の治安は良好で、皆が良い意味で我を忘れて飛び跳ねていた。筆者がこれまでに参戦したPerfumeの現場で一番輝かしい時間になった。当日の盛り上がりは『Moon』の特典映像で確認してほしい。

きゃりーの出番は3日の朝2時だったので、2日は丸ごと観光に当てることができた。フォロワーさん達と一緒に、王道のサグラダ・ファミリアとカサ・ミラを訪れた。

3日、きゃりーのステージ前にはKAWAIIと音楽を愛する観衆が集っていた。コールは「キャーリ!キャーリ!」だった。きゃりーのセトリは鬼超えて鬼ヶ島だった。MCはほぼなし、生歌で次から次へと踊り続けるきゃりーに筆者は度肝を抜かれた。超楽しかった。
3日の昼にはほとんどのフォロワーさんがロンドンか日本へと向かった。皆が口々に「帰りたくない」と話していたし、筆者もそう思った。

しかし筆者には日本に帰る理由があった。ロンドン公演のディレイビューイングを観るという使命があった。再び飛行機を乗り継ぎ、その足で西宮市の映画館へと駆けつけた。空港でYouTubeに上げられた動画で何度も見た「恋雲」なる曲を、大画面で見る必要があったのだ。

5日の19時、その時は来た。みっちみちの客席。野太い歓声。Perfumeの掟。恋雲。ブッチ上がりィ!
立ち上がるタイミングを逃し、声も抑え気味に、椅子の上でバタバタと楽しんだ。

28日。韓国で「数え年」が廃止された。これまで韓国では生まれた瞬間から1歳と見なし、元日に全員が1つ歳を取る方式だった。小学校入学は8歳、高校卒業は20歳ということになり、推しが日本よりも早く歳を重ねていく感覚だった。今後は日本と同じ数え方になるため、人生のスピード感も少しだけ近くなるかもしれない。


7月

珍しく、これといった現場も新曲もなく過ごした。
ダンス部の活動は筆者にとって初めての上級編に入り、『再生』のフォーメーションを練習した。

8月

14日。ダンス部で知り合った方々と3人組のユニットを結成した。3人ともほわほわしてユルさがあり、なんだかかわいい。それぞれに思い入れのある時期が違っていて面白い。温かく見守ってください。


20日。SUMMER SONIC OSAKA。
Perfumeは18日に行われた前夜祭イベントSONIC MANIAから引き続きの出演となった。
とにかく酷暑で何人もの観客が運び出される中、筆者はポカリスエット4.5LとHANDY FANでなんとか乗り切っていた。ステージ前には屈強そうなお兄さん達が、いつ助けを求められても良いように目を光らせていた。
Perfumeはメインステージではなかったが、枠としてはダンスナンバーを持ち味とするアーティストで固められているように思えた。SKY-HIもBE:FIRSTもめちゃくちゃかっこよかった。
筆者は端の方ではあったが柵最前を確保して、2か月ぶりの生Perfumeを出迎えた。登場からボルテージはMAXで叫び、手を上げ、跳んだ。ステージ前の屈強なお兄さん達の引きつった表情が見えたが、それすら楽しくなっていた。Perfumeは「光り物」を具現化したようなグリッターのミニ丈衣装で、会場を大海原の水面のように波打たせた。このセトリの中で『Spinning World』を初めて膝が見える状態で披露し、ちょこちょこ歩きの振り付けに新たな魅力が垣間見えた。

とにかく暑すぎて会場を抜け出し、Perfume以降のアーティストはまともに見ることができなかった。本当はエナプ見たかった…。例年、SUMMER SONICではPerfumeのステージに悪天候が重なると聞いていたが、今回は太陽が強すぎた。
フードエリアの木陰でのんびりとPerfumeファンと交流し、メインステージの芝生でセカオワに癒されたところで舞洲を脱出した。この日の日焼けの跡がなかなか薄まらない。


9月

4日。GOT7の長男マークが正真正銘30歳の誕生日を迎えた。マークは元々アメリカ国籍なので数え年の文化で育ったわけではないが、韓国を拠点に活動していた2021年に一度は30歳に達したことになっていた。しかし30歳とは思えない美貌とあどけなさ。筆者がGOT7にはまるきっかけとなった最推しであり、永遠の推しだ。


10日。前日9日に兵庫県立美術館にて「Perfume COSTUME MUSEUM」が開幕した。筆者は2日目のこの日を皮切りに通算9回訪れ、見に行くこと自体を楽しみながら、貴重な衣装の数々を目に焼き付けた。行くたびにPerfumeへの理解と愛が深まる素晴らしいイベントだった。
なかなか書き終わらないレポはこちらから。


17日はGOT7のヨンジェの誕生日だ。ミュージカル、ラジオ、YouTube、楽曲リリース、音楽番組と常に働いているヨンジェ。96年生まれと、グループでは末っ子寄りの真ん中で、どのメンバーとも自然と寄り添えるありがたい兄弟だ。


20日。Perfumeののっちが誕生日を迎え、35歳になった。信じられない美貌だ。


21日。Perfumeがメジャーデビュー18年を迎えた。ファンクラブイベントを山ほど用意してくれるその思いが、実家に帰ったときに食べきれないほど出される夕飯みたいで慈しみ深い。大好きだ。

全国のホールを巡ったファンクラブトゥワーも幕開け


22日。GOT7のジニョンは誕生日を軍隊で迎えた。清く正しく美しい艶Sツンデレ。GOT7で唯一日本にファンクラブを作ってくれている。帰りが待ち遠しいよ。


10月

8日。筆者は滋賀県の烏丸半島にいた。Perfumeが長年憧れていたというイナズマロックフェスに出演するというので筆者も参戦した。
例年、嵐のような悪天候になりいわゆる「田んぼフェス」として名高いイナズマロックフェス。実際に直前の天気予報ではPerfumeの出番頃から雷雨のマークが続いていた。
当日は開演前から厚く白い雲が垂れ込めていたが、雨は気のせい程度だった。Perfumeの出番は夕方。午前中、筆者はフードエリアを散策したりファン同士で交流したりしてのんびり過ごした。
メインのひときわ大きな雷神ステージには色とりどりの合羽を着た人々が集まっており、ステージからの距離が近かろうが遠かろうが音楽を楽しんでいた。雨足は少しずつ強まっていた。wacci、Liella!、04 Limited Sazabysと初見のアーティストと合間の漫才で体を温めながら、季節はずれの冷さを凌いだ。

イナズマロックフェス2023のタイムテーブル

そしてついにPerfume!VIPゾーンもあり、T.M.Revolutionのファンが強かったこともあり、最前からは程遠い位置からだったが、Perfumeは輝いていた。コンパクトな持ち時間ながらセトリも最高で、ばっちり会場をひとつにしていた。
衣装は2015年のROCK IN JAPAN FESTIVALの際に着用していたものを再利用(?)して着用していたらしく、その流れから開催中の衣装展もちゃっかりPRしたあ~ちゃん。さすが!


11日。筆者は広島にいた。詳しくはこちらの記事をご覧いただきたい。


11月

3日。『映画すみっコぐらし つぎはぎ工場のふしぎなコ』が公開され、主題歌である『すみっコディスコ』も配信リリースされた。タイトルのかわいさとは裏腹に、中毒性のあるバキバキのエレクトロファンクになっている。筆者は公開日に劇場へ駆けつけ、しっかりと一番前(の端っこ)で音の前にひれ伏してきた。劇中は小声でツッコミを入れたりしていた小さなお友だち親子達がエンディング中静まり返っていたのが印象的だった。


5日。幕張メッセにてテレビ朝日ドリームフェスティバルが行われ、通し3日間の最終日は「× Perfume FES!!」と銘打った特別企画が催された。
魅力的なアーティストの数々!何十人もの知り合い!その知り合い!そしてとーやま校長とのエンカウント!もちろんPerfumeは最高!幕張で初めて聞いたきゃりーのMCに胸を打たれ、Perfumeとのコラボ曲『PONPONポリリズム』で滝のように泣いた。
正直、夢のような時間だった。毎月やってくれたらいいのに。

6日。GOT7のヨンジェが新たにアルバムをリリースした。筆者の所感としては、「Do it」の発音が韓国語の「되」に似ていて、ダブルミーニング的にあえて寄せているのかなと考えている。
アルバムを携えて音楽番組にもしっかり出ていて、アイドル最前線を降りるつもりはないぞという気概を感じた。


16日。「BamBam World Tour 'AREA 52'」大阪公演がZepp Nambaで行われた。全世界で数十公演やるなかで日本も選んでくれてありがとう。大阪と東京でやってくれてありがとう。
筆者は仕事を休めず職場から駆けつけ、アンコールの1曲前で入場するというトンデモ参戦だったが、光の速さで感情移入できた。日本での活動を含めた映像を自分でつないでまとめ、アガセへのメッセージビデオを作成してきていたのだ。しかもBGMは『LOVE LOOP』。この曲がタイトルになっているアルバムも大好きなので貼らせていただきたい。韓国人の苦手な発音もきれいに歌い上げていてメンバーの努力が感じられるし、メロも歌詞も良い。


17日。GOT7の末っ子ユギョムが誕生日を迎えた。もう26歳、まだ26歳。大人として脂が乗ってきたユギョムから目が離せない。事務所からバースデーポストがあるわけではなく、静かな誕生日だった。幸せなんだろうなぁユギョム。

同じく17日。筆者は沖縄県の北谷リゾートにいた。この日の宿はPerfumeのコンセプトルーム。年内最後のPerfumeを肌身に感じられるイベントとなった。昼はあ~ちゃんのサインがあるステーキハウスで食事し、ホテル周辺を観光し、夜はオフ会。PerfumeコラボのBAKUNEを着てFFのお姉さんと泊まり、急いで朝食ビュッフェを堪能し、飛行機で職場へ。夢だったと言われても疑わないほど楽しい時間だった。


12月


23日。Perfumeのかしゆか35歳の誕生日。とどまるところを知らない可憐さで世界を毎日少しだけ良くしてくれている。愛。


31日。PerfumeはぴあアリーナMMにて「Perfume Countdown Live 2023→2024 "COD3 OF P3RFUM3" ZOZ5」2日間公演の最終日を迎えた。
帰省を選んだ筆者は熊本の実家で紅白歌合戦のみ見守ることとした。出演順は紅組の2番目で、全体としても5組目の19時台という異例の早さだった。

2023年のテーマは「ボーダレス」

NHKホールではなく特設スタジオからの中継で、1つ前のStrayKidsと並んで登場した。今年披露した曲は『FAKE IT』。2012年にリリースされたPVを再現した演出に、テレビの前からでも胸が高鳴った。

ああ、またPerfumeに会いたいなぁと切に思った。スタジオでPerfumeと共演したStray KidsがNHKホールでも活躍しているのを見て、GOT7にも会いたくなった。


良い1年だったなぁ。



総括

とにかく東西を駆け回った1年でした。Perfumeの現場が盛りだくさんだったことはもちろん、GOT7の個人活動も増えて嬉しい限りでした。
初めて生で見ることができたアーティストも一気に増えました。

ASIAN KUNG-FU GENERATION(REQUESTAGE)
イ・ハイ(AOMG world tour)
woo(AOMG world tour)
きゃりーぱみゅぱみゅ(Primvera Sound、Perfume FES!!)
go!go!vanillas(REQUESTAGE)
Simon Dominic(AOMG world tour)
JAY PARK(AOMG world tour)
GENERATIONS(REQUESTAGE、Perfume FES!!)
女王蜂(Perfume FES!!)
SKY-HI(SUMMER SONIC)
スキマスイッチ(Perfume FES!!)
SEKAI NO OWARI(SUMMER SONIC)
BE:FIRST(SUMMER SONIC)
04 limited sazabys(イナズマロックフェス)
Liella!(イナズマロックフェス)
緑黄色社会(REQUESTAGE)
Red Velvet(Primvera Sound)
wacci(イナズマロックフェス)

五十音順

ファンの方々ともたくさんたくさん交流できて、めちゃくちゃ世界が広がりました。行けば会える、同じものを楽しめる仲間たちです。これからも末永くよろしくお願いします。

感想としては、本来こんなひとまとめにして書く内容じゃないなと気づきました。だいたい書き残してくれるファンがいるからそれに乗っかってきたけど、いざ思い起こすと薄れに薄れてました。私の記憶は私だけのものなので、きちんと残していきたいです。


2024年に向けて

2023年から繰り越したいこと…
推しの現場には可能な限りたくさん足を運ぶこと。
現場では可能な限り知り合いに声をかけること。

2023年で終わらせたいこと…
生活をないがしろにして享楽すること。
収入以上に出費すること。

2024年に挑戦・克服したいこと…
経験を新鮮なうちに言葉にして残すこと。
自分の決めた予定やルールを守ること。
見えるようにして大事にすること。


皆さんは2023年どんな1年でしたか?
今年も良い1年にしましょう!!!

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