手段が目的化していないか？

世の中のさまざまなことについて、手段が目的化していないか？
そう思うときがよくある。

例えば、お金を稼ぐということなら、お金を稼いでどうしたいのか、という目的があると思うのだけれど、お金を稼ぐこと自体が目的となっている人も多いのではないだろうか。
預貯金が増えていくのが楽しいから、という目的もあるだろう。それはそれでいいのだが、もう少し「何のために稼いでいるのか？」を意識した方がいいと思う。

仕事においても、何でも完璧にやりたがる人がいるが、必要とされる水準までやったらそれでいいのではないだろうか。
人生の目的、というと壮大なテーマになるが、仕事の目的は単純なはずである。
一つ一つのタスクは目的が達成されればよく、タスク群はプロジェクトの達成のためにあり、プロジェクトには明確な目的があるはずだ。

「何のために、その作業をやっているのか」

そうしたことをもう少し意識した方がいいと思う。
特に仕事においては、無駄な労力は少しでも惜しんだ方がいいと思う。