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仕事の愉しみ

ここ2~3か月、お金や労働のことを考えていた。
それで、本を読んだり、実務をやって、何となく「これだ」という実感があったので書こうと思う。

まず、仕事はそれ自体が楽しいのがよい。
つまり、儲かるかどうかという視点を度外視して、その仕事をやること自体が楽しいと思えるかどうか。
ここがクリアできなければ儲かってもむなしい。
ここがクリアできれば、お金は後からついてくると思う。

それで、何が仕事を楽しくさせるかというと、「人のために役立っている実感」である。
何が人のために役立つかはお客さんにもよるだろう。
子育て中の親御さんが求めるニーズがあり、介護している人が求めるニーズがある。お客さんが求めるニーズはその人ごとに無数にある。

また、人の役に立つというのは、お客さんを喜ばせることだけではない。時には相手の耳の痛いことを言わなければならない場面もある。
例えば、建設業だったら、ずさんな工事をしてはならないし、経理だったら、粉飾してはならない。
そういう職業倫理というのは、どの仕事にもあるのではないか。
顧客が求めるものが職業倫理に照らして反するものであれば、それはきっちりとNOを言わなければならない。
それはひいてはお客さんのためにもなるからである。

人は大なり小なり誰かの役に立ちたいという欲求があると思う。
誰かの役に立てたと実感できたとき、仕事というのは報われるのではないだろうか。

誰にでもできると思われているような事務作業、例えばコピー取りでも、それをやってくれる人がいるから会議が円滑に進むのである。
だいたいの仕事が誰かの役には立っているはずだ。
けれども、人の役に立っていることが分かりやすい仕事とそうでない仕事はあると思う。
また、人それぞれどのポイントで人の役に立っているかを実感できるかも違うだろう。
なので、自分が人の役に立っている感が感じられる仕事ができるのが一番よい。

自分独りよがりでもなく、顧客にすり寄るわけでもなく、これが楽しいと思える仕事ができるのが一番だと思う。

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