新感覚個人オークションサイト作成サービス「yohyoh」。1ヶ月にわたりハンドメイドイベントを開催。
はじめに
個人オークションサイト作成サービス「yohyoh」のリリースを記念して、2023年4月1日（土）から4月30日（日）の期間、ハンドメイド作品専用のオンラインオークションイベント「ジャパンハンドメイドオークション」を開催しました。
※本レポートはyohyohのレポートに限ったものであり、今後yohyohで作られるオークションサイトの成績などを毎回公開することはございません。
今回のレポートは
本イベントにはアンバサダーとして、ハンドメイド作家にコンサルを行うハンドメイド作家のB面氏が就任し、82名の出展作家によって合計839品もの商品が出品され、大反響を呼ぶイベントとなりました。
yohyoh（ヨーヨー）とは？
ここでは、yohyohについてわかりやすく読者様にお伝えします！
Q. yohyohってどんなサービス？
誰でも簡単に自分だけのオークションサイトを作ることができるサービスです。
Q. なぜ今回のイベントを開催したの？
今回のイベントはyohyohリリースを盛り上げるため行われたイベントになります。しかし、今回のイベントの反響が大きかったこともあり第2回開催も検討中です。
Q. なぜオークション販売なの？
現在、CtoCのECサービスでは、個人でも簡単にオンラインショップを作れるようになっています。しかし、通常の販売形式は大量生産向けであり、一点物の商品の販売には向いていません。
通常の販売形式では、自分の商品が埋もれてしまったり、適正価格がわからないといった様々な課題があります。そのため、このyohyohというサービスでは、オークションというイベント性を持たせた新たな販売方法を提供します。
個人でのサイト作成をご希望の方はこちら
yohyohでは、ご自身のオークションサイト作成希望者を随時受け付けております。
サイトの作成をご希望の方は、以下のフォームの「お問い合わせ内容」の欄より、ご希望の旨をお知らせください。
◼️オークションサイト作成申請フォーム
（ジャパンハンドメイドイベント参加者以外の方以外も申請可能です）
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdhP4t-od7RXynANagDMBs96DylSRHn6-S0RNU1c2v7qhBD0A/viewform
イベントの詳細画面
ここでは本イベントのサイト画面をお見せします。
サイトトップ
今回のイベントではカテゴリとして「yohyohスタッフピックアップ」「アクセサリー・ジュエリー」「バック・財布・小物」「ファッション」「アート」に分類されました。
メイン画面
サイトのメインページでは商品画像、商品名、現在価格、残り時間が表示されます。気になる商品があれば、ログイン後「お気に入り機能」によって商品のお気に入り登録が可能です。
商品ページ
商品一覧に表示される商品画像をクリックすると商品ページに飛び、「入札する」ボタンから商品の入札が可能となります。
一円スタート企画
一円スタート企画とは？
「一円スタート商品」は、オークションなどで最初の入札が1円から始まる商品です。この方式では、入札者は最初に1円で入札し、他の参加者の入札によって価格が上昇します。
メリット
一円スタート商品は、競売の興味を引き、入札者を増やす戦略として使われます。出品者は低価格で商品を始めることで、参加者の関心を引き、競争を促すことができます。入札者にとっては、低価格で商品を手に入れるチャンスとなります。
注意点
ただし、一円スタート商品には制約もあります。出品者は低価格で商品を売るリスクがあります。参加者が少ない場合や競争が起きない場合には、予想よりも低い価格で商品が落札される可能性があります。入札者も注意が必要で、価格が急上昇し、予算を超えることがあります。
一円スタート商品はオンラインオークションサイトや一部のネットショッピングサイトで見つけられます。参加する場合は、商品の説明や条件を注意深く確認し、予算や入札戦略を考慮することが重要です。
結果報告
週次売り上げ
第1ターム（4/1〜4/8）は￥939,400、第2ターム（4/9〜4/15）は￥176,400、第3ターム（4/15〜4/22）は￥294,515、第4ターム（4/22〜4/30）は￥684,096の売上を達成し、本イベントの売上総額は2,094,411円となりました。
各タームの総評
・1週目
→イベントの初週ということもあり、SNSでのイベント告知やイベントの盛り上がりを要因に、多くの方々にご落札いただきました。
・2～3週目
→1週目で落札されてしまった人気商品が多く、1週目と比べて大きく下回る売り上げ総額となりました。
・4週目
→最終週には「一円スタート企画」を実施し、入札者様がご入札しやすく感じていただきました。また、多くの出品者様のSNS告知のご協力もあり、多くの方にご入札いただきました。以上の要因から総額も前週と比べて大きく上昇しました。
高価格落札商品（TOP10）
今回のイベント内で最も高価格で落札された商品TOP3を紹介します。第3位はMz leather filmさんの『イタリア製錠前を使ったバッグのオーダーメイドチケット』。第2位はハンドメイド作家のB面氏の『1ヶ月B面専属コンサル権』。栄えある第1位はクロネ・MysticGirlsさんの『Kayla(ケイラ)』となりました。
最高入札回数商品（TOP5）
最高落札回数商品TOP3を発表します。第3位は、ハンドメイド作家のB面氏の『1ヶ月B面専属コンサル権』。第2位は、あみもの工房 紬tsumugiさんの『【サファイヤブルー】ほっこりニットのころんと手編みポーチ【オーガニックコットン】』。第1位はあみもの工房 紬tsumugiさんの『【ライムグリーン】ほっこりニットのころんと手編みポーチ【オーガニックコットン】』となりました。TOP5にあみもの工房 紬tsumugiさんの3作品が入る結果となりました。その他にもクリスタルドロップさんの作品もランクインしています。
高確率落札ランキング（TOP10）
高確率落札ランキングTOP10（落札数÷総出品数）をご紹介します。
第1位はRie（リー）さん / GlassNique(グラスニーク)さん / glass工房ココロイロさん / 編み物作家haruさん / asamaruÖ《アサマル》さん / tsukikaさん の合計6名で落札確率100%を達成しました。その他に林田ドロロウさん、petit pontさん、ACKERMANさん、あみもの工房 紬tsumugiさんがランクインしています。
落札数ランキング（TOP3）
本イベントで一番落札商品数の多かった参加者ランキングTOP3を発表します。第3位はあみもの工房 紬tsumugiさん、第2位は林田ドロロウさん、第1位はACKERMANさんという結果でした。
仮説・調査
落札数とSNSフォロワー数の関係
今回のイベントの各参加者ごとに落札率（落札商品数÷総出品数）を割り出し、各参加者ごとのTwitterとInstagramの総フォロワー数との相関係数を出したところ、0.308073…の数値となりました。
0.3~0.5未満は弱い正の関数、0~0.3未満はほぼ無関係の部類になるため、この数値は「非常に弱い正の関数」を示しているといえます。
この結果から、落札率とSNSフォロワー数の関係はほぼ関係ないことが分かります。
入札数と商品説明の文字数の関係
「商品説明に適切な文字数は何文字程度なのか？」の検証ため、入札数と商品説明文字数の相関を表しました。
上記の検証と同様に、文字数と入札数の明確な相関はありませんでした。
しかし、説明の文字数は約300~700字程度の方々が多くいらっしゃいました。それに伴い入札数も多くなっているので、約300~700字程度の文章であると、入札者様の目にとまりやすくなる事が考えられます。
入札者様に読んでいただきやすい商品説明文の参考していただけますと幸いです。
年齢別入札者数の分布
年齢別に見た入札者の数（男女/男性のみ/女性のみ）
入札者の年齢を集計し、どの世代の方々に多くご入札いただいているかを調査しました。男女/男性のみ/女性のみに分類して調査しています。
本イベントでは、幅広い世代の方にご入札いただきました事がわかります。その中でも特に、1980~1995年生まれ（20代後半~40代）の方々に多くご入札をいただきました。
20代前半の方々は「オークション自体の認知の低さ」、50代以降の方々は「ネット販売に対する抵抗」が、原因の1つとなり入札数が少なくなったと考えられます。
男女別に見てみると、
・入札者の総数は女性の方が多い
・男性の分布の方が女性の分布よりやや若年化している
等がわかります。
今後のネットオークションイベントにおいては、ターゲット層に向けたイベント告知や作品の制作をしていただけますと、入札率が向上に繋がると考えられます。是非、ご活用ください。
どうすればオークションで売れる？
出品者の皆様には、イベント開催にあたり多くのご支援をいただきました。
また、イベントを盛り上げていただくために、SNS投稿や作品登録に関して多くの工夫を施していただきました。
特に入札回数が多かった作家の方々の実践事例を紹介いたします。これらの行動を次回のイベントや他のイベントに取り入れることで、売り上げの向上が期待できます。 ぜひ参考にしていただければ幸いです。
【SNS関連】
ジャパンハンドメイドオークションを「毎日」SNSで告知し、イベント告知画像を添付
実際のイベントサイトのスクリーンショット（画像・動画）をSNSに投稿
入札者に見やすいタイミングでInstagramのストーリーを更新
プロフィール欄に本イベントのリンクを掲載
yohyohの公式アカウントのツイートをリツイート
イベントに関連するワードのハッシュタグを作成
インスタLIVEを使った告知
【プロフィール・作品登録関連】
プロフィールにSNSのリンクを掲載し、作家の活動内容を紹介
作品画像の一枚目には、文字を加えた画像を使用し、入札者の注意を引く
入札者に見やすいプロフィールの登録（絵文字/記号の使用、改行、箇条書き等）
出品点数を少なく抑え、一つの作品に対する価値を上げた
開始価格を比較的安価に設定し、入札しやすい環境を構築
【その他】
イベント告知専用の画像を自信で作成→SNS掲載
カスタムのプロフィール画像（文字やイラスト付き）を作成
SNSにオークションイベントへの参加経緯を記載し、入札者に想いを伝える
出展作家
出展作家一覧 （総勢82名）
knym54*ﾒｲﾌﾟﾘﾙ / sizle / AKI SPRAY PAINT / BANESAN / No.1533満月 しゃみ / Mz leather film / asamaruÖ / ガラダ堂 / petit pont / 林田ドロロウ / 樹のかけら /ｉａｍｅｍｉ-アイアムエミ- / tanifty / Serendipity / あみもの工房 紬tsumugi / solnella / 銀世界 / Hitomiiy / Rie（リー） / Ray de lumière / ちょこちょ工房 / Raspberry Ripple / にほんごを纏うアクセサリー tsumugi / Lapin Lunaire / momoko / set the tone / umiuni / PENTAS / mono＊cono…tam / IROCHIKA / アトリエmiico / 〜ATELIER candymoon〜 がま口工房 飴月 / memento / 革屋「雨凛」 / 彩月ことり / Ichi-ring（いちりん） / atelier-tsugane / mamekoneedlework / 日なたの窓 / あかりや / windurst -ウィンダス- / 星くずとゼロ / 星野夜 / haneko / クリスタルドロップス / Kazahana / shirotsumekusa / 編み物作家haru / Sunny Lab. / 水谷禎子 / glass工房ココロイロ / コイトネコ / 日月堂 / ACKERMAN / Junobelle（ジュノベル） / GlassNique(グラスニーク) / Nemui Bed / ハンドメイド作家のB面 / ひょうたん堂雑貨 / 宝飾デザイン リモ・ナガサキ / Une / クロネ・MysticGirls / granz / ぴよ手帖 / ReiLeather / chou chou / lindisima / handmade kagoya Chume / oravat(オラバト) / Mef屋 / ネイルサロンBlance / carino carina / ふくら和服 / SkRd handmadeshop / Smiling * / tsukika / ☆（ほしのテント） / MarchenCat（メルヘンキャット）ひねこ / ゆる結 / Bento / SHIYORU / pepe & bebe / 九谷焼の装身具 TOWANY
アンケート結果
出展作家の皆様、アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。下記一部を公開します。
・「新しい販売方法が経験できたのは良かったです。 良くも悪くも自分の商品の客観的評価が分かるので、その点でも今後の参考になりました。」
・「自身が人気作家で、SNSからお客をひっぱってこないと厳しい作りだなと感じました。また初回で仕方ありませんがシステムがあまり鮮明でないため、お客さんに告知する勇気がありませんでした。落札までの流れなど、重要なオークションの概要はイラストやアイコンなどを交えた、だれが見てもわかりやすい説明ページが欲しかったです。」
・「サイトが分かりにくく、お客さまへの説明が難しかった」
・「新しい試みで面白かった。」
・「オークションという形が気楽にできるのはいい」
・「サイトのデザインや機能に関しては満足しています。オークション商品への質問等受け答えできる機能があったら確かに商品の事を詳しく説明できて良かったかもしれないです！」
・「商品の検索がしづらい、見づらい、探しづらい 自分で自分の商品にたどり着くまでも大変だった。」
・「きちんとした落札の流れ（フロー）を頂けた時期もかなり遅く、不安を感じながらの準備だった。」
・「分からない点が多かったのですが、丁寧に対応していただけて助かりました。」
まとめ / yohyohの今後について
約1年にわたって開発してきたyohyohというサービスを、「ジャパンハンドメイドオークション」というイベントとして世に出すことができました。
出展作家の皆様にはご不便をおかけする場面も多くある中で、アンバサダーに就任していただいたハンドメイド作家のB面氏をはじめとした、全ての出展作家の方々のご協力のもと、走り抜くことができました。
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後さらに、皆様が安心してワクワクしながらオークションを楽しんでいただけるサービスになるよう、弊社一同尽力して参りますので引き続きよろしくお願いいたします。
個人でのサイト作成をご希望の方はこちら
yohyohでは、ご自身のオークションサイト作成希望者を随時受け付けております。
サイトの作成をご希望の方は、以下のフォームの「お問い合わせ内容」の欄より、ご希望の旨をお知らせください。
お問い合わせフォーム：
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdhP4t-od7RXynANagDMBs96DylSRHn6-S0RNU1c2v7qhBD0A/viewform
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