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Tempalay Live 2021に行ってきた。

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Tempalayというバンドが好きだ。今日はそのライブに行った。

前回、新木場で行われたライブにオンラインで参戦したのだけど、
その映像をDWSというマーブリングチームが手がけていて、最高すぎた。

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今回はホール公演だから、映像はあまり期待できないかなと思ってたけど、しょっぱなからその予想は裏切られた。

開演した瞬間、照明が良すぎて、異世界に来た感覚。
すぐそれまでの日常から離れられた。
この感じ、ディズニーランドに入った感覚に似てる。

曲に合わせて、
EDENの時には、この曲のジャケット柄のようなものが映し出されたり、
東京大万博の時には、太陽の塔らしきものが映し出されたり、
照明が曲の世界観をより高揚させていたし、この曲を作った綾斗さんの頭の中の映像を垣間見ている感じがして、うっとりした。


Tempalayの生演奏を聴いたのは初めてだったのだけど、
音源で聴くのと印象がすごく違った、というのが、このライブでの一番の感想。

これまで私が抱いていたTempalayのイメージ。
社会にすでにある定型にはまれない、いびつな形をした存在。
それを苦しみつつ、楽しみつつ、そんな姿が美しくて、愛らしい。

でも今日のライブは、
この世界で生きる苦しみとか怒りとか、そういう切実な感情が、ダイレクトに伝わってきた。
音源を聞いてるときは、楽しい、ポップみたいな印象も強かったけど、今日はそれより切実な感情の方が伝わってきた。

4人の奏でるサウンドに踊り狂いながら、
Tempalayみんな悔しい思いしてきて、いまここに立ってるんだなあ、
と感慨深くもなりながら、踊り続けた。

よりTempalayの本質に触れられた気がして嬉しかった。

Tempalayは昨年12月にメジャーデビューした。
好きだったバンドがメジャーになると、少し寂しく感じたりする。
きっと彼らを取り巻く環境が変化することで、いままで自分が好きだった部分も変わってしまうのではないか、と不安になってしまうんだと思う。
でも私は、Tempalayに関しては、そんな気持ちは全く抱いていない。
Tempalayはどんな角度から見ても、いつもちょっと変で、私の中にいる世の中に馴染めなくて苦しくて、萎縮している小さな私を、外の世界に引き出してくれる。
だからメジャーになっても、Tempalayはいつもちょっと変なんだと思う。
いや、メジャーになったら、もっと変になるのかな。
どっちでもいいけど、これからもTempalayの活躍が楽しみだと思う。
素直に。

今日は綾斗さんが「アンコールなんていやらしいものしないよ」と言った。でもどうせ誰かアンコールし始めるんだろうなと思ったけど、
ラストが「そなちね」からの「LastDance」という最高すぎて美しすぎる空気で終わったから、みんな何もできず、ただ立ち尽くしてライブが終わった。
私はまだその余韻の中にいる。

だから本当は昨日のことなのに、今日のことにして、この文章を書きました。



毎日がLIVEのような日々ありますように。



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