ヤギの目in鳥取 日報 2023年12月26日
「ヤギのためのおせっかい」今日も続々
ヤギに引き寄せられてやってきたところから、何かしてみたくなるヤギのためのおせっかいが、今日もあれこれ起こりました。
「枝がら捨て場」決定
掃除をしていたところ、交代を名乗り出てくれた方がいました。
ヤギの好物のアオキとヤツデ(水分が多いからか、あるいは苦味が少ないのか?)の食べられた残りの枝がらを、集めて定期的に燃やすなどするのですが、それらをしばらく置いておく場所が今日決まりました。
↑(リール動画はこちらから)
小屋の正面側に山ができています。この山ができるまでは、食べかすが散らばっていたのですが、出来てからは「集めて捨てるもの」というメッセージになり、柵の中が少し綺麗になりました。
西校の帽子
「団長」(中盤からほぼ毎日来てくれている高校生)が、鳥取県立博物館そばの西校で、かなり昔に廃止された学生帽子をもってきて、ヤギに被せるチャレンジがありました。
応援団長もされているそうで、西校の文化への愛が伝わってきました。
こちらも動画をアップしています。
この他、初めて来てくださった方はもちろんですが、撮影を兼ねてアラレとミゾレの見守りをしてくださった方、「仕事にならない」と言いながら何度も見に来てくださる博物館の自然部門の方、毎日来てくれる高校生をはじめ、何度もお会いする方が今日もいらっしゃいました。
「アートセンター」
ようやくヤギが博物館の風景に加わったところですが、今回の展示の会期は残す所あと二日になってしまいました。
ヤギが来ると、やはり「博物館の庭にとりあえず来てしまった人」があらわれます。何より驚くのはその幅の広さで、かわいさに魅力を感じてくる方もいれば、意味深な表情をずっと気にされている方、自分の子供のように接する方など様々です。
そうした方々がヤギたちに、あるいはヤギのいる場所に、何かを残したり、そこを良くしようとするアクションにとても興味があります。ヤギがいて、そのためのインフラと人のつながりがある場所には、誰かの手のひらの上ではなく、また誰のものでもない場所でもない、そのちょうど中間の状態がいつの間にかつくられている気がします。