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ヤギの目in鳥取 日報 2023年12月23日

 「ヤギの目in鳥取」の大野です。
 2023年12月23日、遂に「ヤギの目in鳥取」に2頭のヤギがやってきました。

ヤギの家、遂に設置!

 朝9:00から「ヤギの家」の残った作業と「ヤギの柵」の補修を行い、11:00から「ヤギの家」を設置し始めました。
 完成した「ヤギの家」をその場にいた皆様と一緒に運び出し、遂に外に設置することができました。

雪上の「ヤギの家」

米子市からきたヤギたち

 これまで幾度か告知をしてきましたが、鳥取県は米子市の「メイちゃん農場」様https://www.meichanfarm.comより、子ヤギの「ミゾレ」と「アラレ」をお借りし、お迎えいたしました。

アラレ
ミゾレ

 予定していた時刻よりも、少し早く2頭が到着し、11:30には家に入ることになりました。
 急に環境が変わりびっくりしてしまうかと思われましたが、柵内に入ると、2頭とも一目散に周りの草を貪り始め(雪が積もっていたので、少し雪かきを行いました。)、環境の変化などあまり気にしてないようでした。

雪の中草を探すヤギ

 もちろん、我々もヤギたちのために干し草を購入していたので、それを箱に入れてあげると、待ってました、と言わんばかりにがっついていました。

鳥取環境大学の小林先生とのトークイベント

 15:00からは、鳥取環境大学様から小林朋道先生(ヤギ先輩)をお呼びし、小沢先生と我々(ヤギ後輩)が小林先生に質問をするトークイベント『ヤギの目、ヤギ先輩と語る。』を行いました。
 小林先生に、人がヤギを可愛がる理由、イヌイットの狩猟、脱走するヤギへの対処法など、様々なことをお聞きしました。どれも面白い且つ勉強になるお話ばかりでした。(ここでは詳しくは書きませんが、取手の「ヤギの目」にも共有し、必ず活動に活きてくるので、「ヤギの目」の活動を細くチェックしてみてください。)
 トークイベントの終盤、観客のおじいさん(第2次世界大戦終結時、小学校5年生だった)が、「とんがり帽子〜鐘の鳴る丘〜」という歌が戦後日本の青少年の心を支えた、というお話をしてくださりました。
 歌詞の中に「メェメェ子ヤギも鳴いてます」というフレーズがあり(戦後日本でヤギがよく飼われていたからだと思います。)、ヤギを通して日本中が元気付けられた時の原風景を思い出した、と語っておられました。

 本展示は「ヤギの目」でありながら、実際にヤギが来るのが展示の最後の5日間だけ、ということで少し不安でした。しかし、取手の「ヤギの目」の活動も、ヤギが来てから始まったわけではなく、色々な計画を通してヤギをお迎えした、という経緯もその活動の一端を担っています。今回の「ヤギの目in鳥取」では、短期間でありながら、2020年から現在まで、「ヤギの目」が辿った軌跡を追体験しているような気分になりました。

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