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といれかれんだー

わたしには同居人がいる。まぁお姉ちゃんなんだけど。普段、お姉ちゃんのことは「お姉ちゃん」とは呼ばない。これはお父さんの教育。「お姉ちゃんなんて呼ばなくて良い。」それ以降、わたしはお姉ちゃんのことを「じな」って呼んでる。

両親が違う国に移住する


四年前、わたしが留学に行く前は家族みんなで暮らしていたのに、帰ってきたら両親はすでに海外に移住してた。海外に移住。なんかかっこいい響きになってしまったけど、正確に言えば、海外に移住したのはお母さんだけで、お父さんは国に帰ったといった感じ。そこから姉妹暮らしが始まる。(じな以外にもう一人、我が家を出入りしていた女子高生がいたんだけど、その子についてはまた今度。)

【写真】大阪駅から中之島までの道。スーツを着た大人たちが忙しそうに歩いていく中、わたしは写ルンですを持って歩いたり止まったり。たぶんすごくめいわく。


暮らしがはじまる

姉妹暮らしを始めてかれこれ三年。わるくない。というかむしろ良い。もちろんぶつかることもある。喧嘩もする。でも、楽しいことの方がだいぶ多い。
「なぁ、散歩いかん?」から始まる夜の散歩。コンビニで買ったビールを片手に近くの公園まで歩く。缶ビールに口を付けたくなくて、ストローとかさして飲んでたら、「何なん?その飲み方」ってめっちゃ嫌そうに見てくる。(べつにいいやんか、、。)歩きながら色んな話をする。研究のこと、両親のこと、今いい感じの人のこと、今日あったおもしろい話、今日あった腹立つ話、最近観た映画について、最近読んでる本について。あと社会問題についても結構話す。この時間がさいこうにすき。

【写真】ここがそのよく行く公園。中学のとき、部活のメンバーとここでカンナムスタイルのダンス練習したの、今思い返すと笑っちゃう。


といれかれんだー

そんな姉妹の共有スケジュール帳は、トイレにかけてあるカレンダー。いっぱい書き込めるように余白多めのおっきいやつ。
今日、6月6日の欄には、「マレーシア料理食べに行く」とのメモ書き。マレーシア料理かぁ。どんな料理なんやろうと思い、「気になる」とわたしが下に書き足すと、「タイ料理と似てた」とさっきまた書き足されてた。へぇ。そうなんや。トイレから出た後、マレーシア料理について話すことはなく、ほんとにトイレの中だけで交わされる会話。ほかにも「ゼミ発表」とのメモ書きがあれば「ふぁいと!」、「デート」には「うける」などと好きなように書き込む。

【写真】阪急バスの、座れなくなった特等席。

できるなら、ずっと誰かと暮らしたい。じなはもう寝てる。夜九時半就寝のわたしより早寝。そんでもって遅起き。シンプル寝過ぎ。まあいっか。わたしも寝よっと。おやすみなさい。

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