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第七週まとめ

この作品について

『毎日チマチマとボールペンで絵を描きつつ、その時思ったことを記述する』というスタイルで描いています。
池田学さんの絵の描き方をオマージュしています。
詳しくはこちらで説明しているので、よろしければご覧ください。


第七週まとめ

他人に対する負の感情はなるべく持ちたくないと思っています。
他人を変えることは不可能だから、いくら理不尽に感じられてもそれは当たり前でどうにもできないことだと思っています。

仮に、それが良くないことであったとしても、立場が上の者が下の者に対して権力を振りかざして暴れまわった場合、それはどうにもできません。
私たちは逃げる権利があるけれど、結局それは相手の思う壺でしょう。
私は大切な場所を失い、思い出は汚れ、相手は良い思いをします。

世の中いじめた者勝ちだと感じています。
今まで何度か、他人を攻撃する人から逃げてきました。
いくらそこに大切な思い出があろうとも、そこにいて傷つけられるのであれば逃げるしかないです。
でもそれは、私を攻撃した相手にとって都合の良い環境を作る行為で、彼らに罰が下ることなんてなく、私だけ古傷を抱えて生きるのです。
立ち向かうことは必ずしも正義ではないです。
無益に立ち向かっても傷つくだけで、正義の味方が勝つとか、悪いことをしたら痛い目を見るとかは、大体おとぎ話です。法に触れない限り、今日もパフェでも食べながら、楽しく生きているでしょう。

多分、とても当たり前のことです。
他人のために何かをしたら報われる、とかも本当はそうではないです。
いくら頑張っても、報われないことの方が多い世の中です。
それはもう、しょうがないです。世界は冷たく理不尽です。
それは受け入れざるを得ない事実で、それを認めながら、生きるしかないでしょう。馬鹿を見るとしても、なるべく他人は攻撃したくないです。
そっちの方が、痛いです。

制作43日目
制作48日目

私の描くこの絵は、何の価値もないでしょう。
きっと簡単に朽ちてしまうし、これが誰かの心に残ることもないでしょう。
ただの大学院生の落書きで、この世界のどこにいても価値はないです。

「課題だ」というメタな話を抜きにして、「じゃあなんで描くの?」を考えると、きっと「生きるため」なんでしょう。
結局、自分が思っているよりもギリギリに立っていて、呼吸をするだけで痛いのです。憂鬱とかそういうのではなく、この世界において「生きること」は「傷を負い続けること」です。
少なくとも私にとってはそうで、「みんな苦しい」とかはどうでも良いです。私の痛みは私だけのもので比較対象ではないし、他人と比較しようとも思わなければ、自分が一番つらいとも思いません。比較はできません。

だから、きっと、私の知らない痛みが、私を攻撃したあの子の中にもあったのでしょう。
それを知ることはできないけれど、懸命に生きていたのでしょう。

どうでも良いです。
私は私の今を生きるし、それを記録するだけです。


第7週リンク集


1~6週目まとめリンク集


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