池袋

先週の金曜日、今年になってから初めて池袋に降りた。
西武池袋線からJRに乗り換えるために少し乗り降りした。

この乗り換えの道、割と距離あるんだけど知ってるかな?
西武の横通って階段降りて少し地下を歩くんだけどね。
繁華街の駅って会社のある渋谷しか最近は行かなくて、その若者の街渋谷もオフィス街しか行かないから、オシャレしている人の中に紛れるって全くないんだよね。電車の中もオジサンだらけだし。
池袋のあの道、私が通ったあの時間帯、サラリーマンよりも若者もといオシャレな人の方が多かった。平日なのに繁華街の駅前は人が多かった。

若者の中に紛れると普段自分がつけない香水に匂いがして、高校生の時にお付き合いしていた彼氏を思い出した。その彼氏はD&Gじゃなくて、ブルガリのブラックなんだけどね。甘ったるいバニラに香りだった気がする。

27歳なのに池袋から徒歩5分くらいの家賃18万ほどのマンション最上階。
当時は何とも思ってなかったけれど、ほぼ同世代になった今「18万の」マンションに住むなんて家賃高すぎて無理すぎるし、怪しい仕事してたなとか、16歳に手を出すって変な人だったなとか、オシャレな人だったなとか、香水がいい匂いだったなとか、キス上手だったなとか、下半身は小さかったなとか、うさぎが死んじゃって埋めた公園に一緒に行ったなとか、そんな昔を思いだした。

ヒトの香りって記憶に残らない?
池袋の彼氏じゃなくて、千葉の彼氏と付き合う前「こんなに匂いが残る女は初めて」って言われたのを覚えてる。いい匂いしたんだやった~って大学2年生の私は喜んだなあ。

香水じゃなくてもシャンプー、ボディクリームでも印象付けることはできるし、人間やっぱり香りって大事。
懐かしい香りを嗅いた一瞬で色んなこと思い出せる。

良い匂いじゃなくて、嫌な臭いも同じ。言いたくないけど。

誰かの印象に残りたかったら香りで勝負するのもアリだよな~って、25歳になって思ったって話。

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