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あえてここでとまる、ということ

 「小さい頃は、小説家になりたい」

って思ったらすぐに小説を書き始めるような直情的な子供だったけど、それから15年余りが経って何か成長するところがあったのかな、と昔原稿用紙に書いてた小説を発掘して思った。

 高校生の日記には「20歳になったら…」という項目があった。昔と今では大人になるということも、違う意味を持ってるかもしれないな、なんてセンチメンタル気分でめくったページの次には、オトナになった私に友人がいるか心配しているオサナイ私。

 わたしの性格は、思いついて今できることなら今すぐやりたい、もしできないならどうすればできるか考えたい。そんな性格。あれ、もしかして成長してなくないか。

 エッセイも書きたいし、難しく考えたことも書きたいし、みんなに読んでもらいたいような、読んでもらいたくないような。そんなふわふわした備忘録になりそう。でも、久しぶりに文章を書いてみてこうやって言葉を紡ぐのはやっぱり楽しいな、と思う。伝えたいことだけが言葉になるのではなくて、伝えたくないと思ってるはずのことも心の中から出てきて、自然にそこに在る。不思議な体験。


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