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お久しぶりです。

7月の更新から随分サボってますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは相変わらずです。

さて、生ハムの近況ですが順調にカビてます。

ね?
ほらね?
室温 摂氏16.3度 湿度65%

脂汚れ防止のために敷いた段ボールにもカビが生えている。 すごいな。
まぁ、正直洗わなくても良いって意見もあるんだけど、
なんとなくね、なんとなく。
人様のブログには『6年放置した物を、覚悟を決めて…』って言うのもあったし、覚悟を決めて食べてみたらむちゃくちゃ美味かったとあったので、洗わないという選択もそれはそれであり。教えたくれた人は「かび臭くなるので、ついたらそのつど洗う」って言ってたので、ほんと好みの問題。
ただ、前回と違い今回はスニャトゥーラしてないと言うことで、スジメマダラメイガの発生の有無やその度合いなども検証してみたいと言うこともあり、めんどくさいなという気持ちと戦いながら、妻の実家に行ってみた。
それが上の画像。

昨年はかけていた不織布がメイガに食い破られ、文字通りボロ雑巾になっていたのだが、今年はそう言う事も無く、袋は袋で健在のまま。
一カ所、1匹の存在を確認したがそれ以上はおらず、仮説通りメイガはスニャトゥーラの脂と米粉をめがけて来ていたと確信する。 来年以降、袋は要らないしスーニャもしない。 したとしても季節的メイガのいない時期に塗布し、発生時期に洗浄するケースくらいか。これはこれでめんどくさいな。
あとカツオブシ虫は発見できなかった。 
よし、運ぶか。

妻の実家は、家の外の水道を山の沢水を利用して、庭木の水やりや池の水などにはそれを使っている。
湧き水では無く、浄水されてもいない。
せっかくここまで衛生に気をつけて(カビさせてるけど)いるのに、ここで万が一の事態を起こしても嬉しくない。 ので、自由に上水が使えるところに向かう。

そう。 

ここから1時間半にある自宅です。

この土地で生ハムを作るに当たって、これだけが一番のネックなんだよなー。 近いところで自由に浄水を使わせてくれる所でもあれば喜んでお金払うんだけどねー。 なので仕方なく諦めて肉を運ぶ。

でーん。

袋をはずすよー。

どーん。
どーん。

日の影に入っちゃっているので正直よく見えないが、グロ画像なのでむしろいい。 はっきり言えば見なくて良い。
マスク手袋は当たり前だがそれをしててなお心配になる胞子の煙。次回からは真っ先に水びたしにして胞子の出るのを抑えよういやマジで。

ここからは手が汚れるためスマホを触ることが出来ず、洗い終わりまで画像なし。 このため作業の際に思ったことをここで書く。
・最初にカビの胞子を濡らしておきたいので、ため水にでも浸けたい。
・カビ落としにはタワシは有効だが、同等にスプーン状の物、
 使い捨てにしたいのでアイスの棒みたいな薄い板、棒があるといい。
・水よりはぬるま湯のほうがいい。 給湯が豊富な環境はうらやましい。

そんなこんなで1本当たり30分ぐらいの時間をかけて、カビを水洗い。
慣れてらっしゃる方は高圧洗浄機などを使って洗い落とされているようで、
正直それであればもっと短い時間で出来ると思うのだが、そう言う方のにはホクロのような黒いカビが残っていたりする。 これはこれできちんとこすれば落とせるので、併用すればいいのだろうな。

奥の燻製物がひときわ色が濃い。
白っぽい部分はふやけた筋。 乾くと白くなくなります。

濡れたまま運んでもなぁと、このままでしばらく風乾。 表面が適当に乾いたら、もう一度車に積み込んで、再び1時間半の道のり。
往復3時間かよー 遠いよー それを二回ですよ、6時間ですよー。
うちから6時間車に乗ったらどこまで行けるだろ、京都? 大阪? 仙台? 米沢?   むしろそっちに行きたいわ。東北行ってみたい。

とかなんとかボヤきつつ、再び車に。 ハンドル握って1時間半、すっかり暗くなった妻の実家の納戸にGO    

代わり映えしない画像
代わり映えしないね
夜の方が湿度が上がるのかなと思ったけれど、生乾きの肉のせいかも知れない。
日没後室温 摂氏11.5?度 湿度73%

去年も同じ事を思ったのだが、この時期くらいになると肉からナッツ香が薫ってくる。 多分多くの方が参考にされている方のページでは、10ヶ月も熟成すれば食べられるとされているし、この香りを嗅ぐとそうなんだろうなとも思う。 まぁ、実際欧州の肉食文化では、足の速い内臓肉から優先し、次いでソーセージ類にした物を食べ、最後に生ハムを冬越しの食料にするんだそうだ。すると言うかしたというか。
だとしたら、冬も間近な今の時期、そろそろ食べられるよと肉が教えてくれているのだろう。 前回も正月時期がめっちゃ良い匂いしてたしな。
一本くらい正月から切り出しても良いか。

さて、そんな感じで今日は終了。 お疲れ様でした。

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