「☓☓☓☓☓、来世では、貴方を」
「おはよう、貴方。ご飯出来たよ」
「ん…ありがとう、おはよう」
すやすやと無防備な寝顔を暫く眺めてから、私はこの人の肩を揺さぶった。
ゆっくりと眠たげにこの人が私に返事をしたら、私の朝は動き出す。
「今日の朝ごはんも、美味しそうだね」
「そう?ありがとう」
戴きます、と二人して手を合わせて、のんびりとお膳を食事へと運ぶ。
「うん、美味しい」
「それは良かった」
もぐもぐ、と黙って二人で咀嚼をしていると、幽かにあ。と彼が声を漏らした。
どうかした?と問い掛けると、