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合わない高校で生き延びた三年間:連載「高校生のとき、がんばっていたことは?」第24回

舘野ゼミ2年の寺嶋きらりです!

タイトルからわかるように、私は自分に合う高校を選ぶことができませんでした。滑り止めの高校について調べずに受験を決めた自分に非があります笑

そんな私が頑張ったことは、’’開き直る’’ことです。
私には、「東京に行く」という漠然とした目標がありました。地元は札幌なので結構大きな目標です。それに加え、高校生しかできない遊びや青春も謳歌したい。

そのためには合わない環境でも開き直るしかない。

この記事が、今、同じような環境で悩んでいる・頑張っている高校生の皆さんの力になるといいなと思います。


私なりの方法

友達と放課後遊んで、美味しいご飯を食べて帰ったり、カフェで勉強したり、部活や委員会を頑張ってみたり、私の想像していた普通の高校生活です。しかし、進学先のコースは、部活動禁止・放課後は100分自習などのルールがありました。

大学進学を目指すコースなので、それに相応しいルールです。そのルールと努力によって、夢を叶えた友人や先輩も沢山います。

しかし、私にはそのルールがどうしても合いませんでした。勉強だけしたくないし、勉強するなら自分が集中できる環境がいい(音楽聴きながら・周りに人がいないところでなど)ということを曲げることはできず、最終的に「目標を叶えるのは自分だし、それ以降その人生生きるのも自分」と開き直り、合わないルールは無視しました。ルールを破っても、自分のやり方で目標を達成したかったのだと思います。

勿論ルールを無視することは褒められることではありません。それ相応のリスクが伴います。例えば、先生からの信頼をなくしてしまったり、他クラスの同級生に良く思われなかったり、何としても成績で結果を出すしか無くなるなどがありました。かと言って、人付き合いは大事ですし、人間関係とかどうでもいいと開き直れるほど私は強くありませんでした笑

そこで、リスクを最小限にするために頑張りました。先生からの信頼を回復するために、提出物は期日に余裕を持つ・内容にこだわって提出する、雑談する、わからないことは質問するなどなんでもやりました。媚を売ったという見方もできますが、これらのおかげで「私は問題児ではなく、目標に忠実に動いていて、他とやり方や頑張り方が違うだけ」と理解してもらうことができました。

他クラスの同級生に関しては、既にいる友人のおかげで同級生と今更仲良くなろうとは思うことがなかったので、結果で示すしかありませんでした。定期テストや模試の前は勉強だけして、常に学年5位以内に食い込むようにしました。卒業時には私を見る目も変わっていて、「あー、頑張ってよかった」と思うことができました。


どうだった??

振り返ってみて、それなりに辛かったんだろうなと思いました。他人事みたいなニュアンスになっていますが、今の自分が、私の三年間に納得しており、当時の私に感謝している証拠でもあると感じます。

当時の私は、開き直る選択肢しかありませんでしたが、今なら他の選択肢もあるのかなと思います。冒頭にも書いた通り、環境の変化に対応して頑張って結果を出した友人もいます。私は、環境に適応していくことも重要だと思っているので、大学では合わない環境でも逃げずにその環境と向き合う努力をしていきたいと再確認することができました。

状況や、目標によって頑張り方を変える柔軟性を養うことの重要性に気づけた経験であり、「自分を突き通す・周りに適応する」のどちらかに振り切ることも、うまく両立していくこともできるような人間になりたいと感じました。


最後に

自分語りみたくなってしまいましたが、私がみなさんに伝えたいことは結果が伴うかは別として、頑張り方は人それぞれということです。私は他のゼミ生の記事を読んで、何かに熱中して結果を出すってすごいなあ、想像もつかないくらい努力したんだろうなあ、自分の頑張ったことがこれでいいのかと感じていました。ですが、自分の記事を書いてみて、合わない環境で何かを成し遂げる努力も立派な頑張りであると気づくことができました。合わない環境で自分の中に溜まっていく何かを解消しながらの努力なので辛い上に、自分自身の問題なので理解・共感してくれる人も少ないです。

ですが、そんな人生と一生付き合っていくのは自分です。自分が達成したいものは何で、そのための手段が何であっても受け入れて頑張ってみてください。その頑張りが地道で先が見えないものであって、評価されないものでも、何かに繋がっています。気づいたら、強い自分になって意外と凄いところにいたりします。

これを読んでくださっている方も今頑張っていることがあり、その頑張り方で人と比べる機会もあると思いますが、結果が伴うかは別として「今回はこの頑張り方してみるか」と開き直ってしまえば、頑張っている自分を好きになって、さらに前向きになれるのではないかと思います。

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現在更新している「高校生のとき、がんばっていたことは?」の連載は、毎週月・水・金の3回記事をアップしており、第24回まで連載が続きます。新連載もはじまりますので、楽しみにしていてくださいね。

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