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世界大会で3位になった僕が学んだチーム力:連載「高校生のとき、がんばっていたことは?」第17回

初めまして!

舘野ゼミ一期生のまーくんです。
私の記事では、パワーリフティング競技で世界大会3位、日本記録更新、文部科学大臣賞を受賞したことのある経験から、私の部活について様々なことを語って行きます。その記念すべき第1弾となっています。

書きたいことは山のようにありますが、今回の記事では、高校時代の記憶を思い起こしながら「個人競技のチーム力」について話していきたいと思います。

個人競技のチーム力

 私は高校3年間、パワーリフティング部に所属し部長を務め、アメリカで行われた世界大会で3位、日本記録更新、さらには団体競技で高校史上初となる全国大会3連覇を果たし文部科学大臣賞を受賞することができました。

このような成果を残すことができた理由をひも解く1つの鍵は「チーム力」です。

個人競技で「チーム力」ってなんやねんっ!と思うかもしれません。

個人競技であるが故の苦難

これには理由があります。
私は部長を務めさせて頂く中で、ある問題に直面しました。それは、パワーリフティングが個人競技であるが故に、部内の士気が上がらないことです。

部内の士気が上がらないことで生じる問題は3つあります。
① モチベーションが上がらない
② それぞれが持つ知識を活かし合えない壁がある
③ プレッシャーに負けてしまう

これを解決するために必要であったのが、「チーム力」なのです。

この「チーム力」を育む為に私が行った部活改革について話していきたいと思います。

一念発起した部活改革

① 練習開始前の20分は部員が持つ知識を発表するための時間を設けた。
 部員それぞれが他の競技でも好成績を残していたりしたので、良い知識や経験を持っているのに全体で共有しないのはもったいないと思い、練習開始前の20分はそれぞれが持つ知識を発表するための時間を作りました。先輩後輩関係なく、順番をきめ毎日行いました。これが、上手くいき最初は乗り気ではなかった部員も次第に本気で取り組む仲間の発表を聞いていました。言わば、練習前のミーティングだと思ってください。このミーティングでまずはチームのまとまりを築いていきました。

② 練習中にフォームをマンツーマンで確認する
 次に行ったのが、練習中にお互いのフォームを確認し合う制度作りです。コーチはおりましたが、部員が約30名居たので全員を見ることは出来ずに、強い選手をコーチングする傾向がありました。そこで、練習前に先輩が後輩とペアになりお互いのフォームや練習方法を教え合う制度を作りました。階級や人間の好き嫌い関係なくです。最初は後輩にフォームについて指摘され不機嫌になる同期もいましたが、次第にこの仕組みにも慣れていきました。この制度の結果、ミーティングで得た知識を部員それぞれが自分に合うように落とし込むことができるようになりました。

③ 大会の時は全力で仲間をサポートする
 練習で良いパフォーマンスを発揮できても、大会でそれが発揮できなければ意味がなくなってしまいます。全国大会や世界大会などの大舞台では、緊張にのまれ良いパフォーマンスを発揮しづらくなってしまいます。私もその一人でした。大会では、記録の計算やライバルとの記録争い、試合の準備など一人でこなすには相当の労力を要しました。そこで、大会に出る選手には一人“セコンド”をつけ選手のサポート体制を強固にしました。これも先輩後輩関係なくです。

「一人ぼっちで会場にいるのではなく、皆が後押ししてくれているという意識が緊張に打ち勝つ為の力となったのです。」

互いに支え刺激しあうことは、大会ばかりでなく、普段の練習にも好影響をもたらし、切磋琢磨することで選手は成長していくことができました。

私のチームにあった形で「チーム力」を育成することで成果を上げることができました。これが、パワーリフティング競技で強豪校となり成果を上げることができた理由です。

この「チーム力」はパワーリフティングに限った話ではなく、個人プレーが必要になるもの全てに必要になってきます。社会人生活などがその最もたる例だとおもいます。

最後まで読んで頂き有難うございました!

以上!!!普段はこんな真面目なことわ語らない、まーくんでした。

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