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頑張るのをやめた:連載「高校生のとき、がんばっていたことは?」第14回

こんにちは。
立教大大学経営学部2年の塚田みゆです。
最近は天気が良くて、心も明るくなりますね。

今回は私の「高校生のとき、がんばっていたこと」についてです。
”頑張るのをやめた”って連載タイトルと逆じゃんって。
私もそう思いました。そういう日もあります。

【生き急ぐ高校時代】

高校生の私は課外活動をする為に文化部に所属し、様々な課外活動に参加する毎日だった。
韓国語の講座に通ったり、地域の国際交流事業の実行委員をしたり。学生団体やボランティアはもちろん、点訳奉仕員育成講座に参加したり。高校2年の夏は日韓交流事業で韓国に行き、帰国から1週間後に部活の交流事業でシンガポールに行った。

ちょっとでも興味あることはすぐに電話をして申し込んだ。
なんでもできると思っていたし、ちょっと勇気を出せば全く違う世界に飛び込めることも学んだ。

1、2年生ではとにかく生き急いでいた。課外活動に精も出す一方で、(自称)進学校であった為勉強が1番大事であった。
疲れていることに気づいてなかった。

【記憶力が悪すぎる件】

県内トップ高に進学した私だが、そもそも優秀な脳みそでない。
特に記憶力が悪すぎた。ある日、友人と日本史の勉強中、将軍を5分間で覚えることになった。結果はもちろん”私だけ覚えられていない”。その時初めて自分の記憶力の悪さを自覚した。

勉強において記憶力の悪さは当たり前に致命的。残された道は”とにかく人の倍叩き込む”。それしかなかった。

【強みは勉強をすることができること】

私が記憶力悪いにも関わらず、県内トップ高に受かった理由は思えば勉強量であった。
中2までろくに勉強もせず、部活!恋愛!プリクラ!と模範的な学生生活を送っていた。だがある日成績が落ちていることに気づき、勉強してみると一気に順位が上がった。そして中3の夏休みでは1日10時間から多い時で13時間毎日勉強していた。受験の邪魔だからと恋人と別れたりもした。そしてトップ高の射程圏内に入り、運よく合格したのである。

私の強みは頭がいいのではなくて、”勉強することができること”であった。

高校でも勉強量では負けないと睡眠時間を削らないように時間を捻出し、勉強にあてた。その結果入学当初の189位/320人から高校3年の夏には78位/320人まで上がった。悪くない。ただこの時にはもう何かが崩れそうだった。

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(写真はスタディプラスで記録していた。勉強は時間でないが友人と切磋琢磨していた。英語だけが息抜きだった。懐かしい…)

【疲れた】

お風呂でも英単語を覚え、放課後は友人と残って勉強し、登下校中は古文単語を覚えずっと勉強だけを考えていた。

唯一の息抜きはダンスと音楽だった。
勉強に疲れたら適当に音楽をかけて全力で踊り狂った。健康面でもこれは良いのでまた再開したい。毎日22時に歩いて帰るのだが、帰路で耳が壊れるほど爆音で音楽を聴く時間がとても幸せだった。耳が悪くなるとかその時はどうでも良かった。

もう勉強以外見えなくなっていた。何よりも勉強だった。
周りもみんな勉強しているし、なにしろ覚えが悪いので人の倍しなくてはと、常に自分を追い込んでいた。毎日11時には寝て6時に起き、7時間寝ていたけども。急に理由もなく涙が溢れてくることもあった。だんだんと崩れていく感じがした。ただ疲れていた。

【推薦=逃げ?】

地方進学校だった為か、国公立正義!推薦は逃げ!のような考えが暗黙の了解。
推薦も早慶だけ埋まり、MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)は推薦枠がたくさん残るのが常であった。

そんな3年の夏、進路相談で推薦にギリギリ出せることを告げられた。ずっと某国公立大を目指していたため推薦なんて眼中になかったが、少し嬉しさを感じたことを覚えている。

そこで初めて推薦に興味を持った。
なかなかしっくりくる学校が見つからなかった。ただ1つ、立教経営だけが自分に合っていて面白そうと思えた。

【選択】

成績は悪くない。順位は右肩上がりで立教経営も模試ではB判定。志望校の為に血眼になって英検をとったし。推薦=逃げだし。

夏休みも必死に勉強をした。だけどそれでも分かっていた。運動部が部活を引退し、追い上げてくること、要領がいい人が私と同じ時間勉強をするようになったら勝ち目がないことを。もう限界であった。

そして立教経営に出願した。
運よく校内選考を通過し、合格することができた。

入試の為に勉強を頑張ることをやめた。

【大事なのは自分自身】

後悔をしてるかと聞かれたら、していない。
もう一度やり直しても同じ選択をするだろう。

最後まで頑張ることはすごいことに違いない。クラスの40人中推薦は2人だけ。みんな結果はどうあれやり抜いたことを尊敬しているしすごい。

私の選択は逃げなのかもしれない。それでもいい。そういう日もある。
自分が選ぶ道が1番だし、立教経営に来てよかったって思ってる。
間違ってても人生は長いし大丈夫。

周りに良く思われない選択でも、自分が自分と相談して選ぶ選択肢ならそれでいいと思う。何かを選んで自分が自分じゃなくなることもないし、その逆もない。私が保証します!(笑)

頑張ることって楽しいし辛いし素晴らしい。頑張ることで成長できる。
でも頑張らない選択肢があること、頑張らない選択肢を選んでも自分は自分で変わりがないこと、頑張らないことで自分らしくいられる場合もあることを学んだ。

頑張っても頑張らなくても、あなたはあなたのままで十分素晴らしいのです。


以上!「頑張るのをやめた」でした!
読んでくださった方々、ありがとうございました。
想いが届きますように…

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