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57_むかしむかしWindowsなるものが登場した時の話

シングルタスクのMS-DOSが主流だった1993年。
高性能のコンピュータでしか実現されていなかったマルチタスクやGUIを現実化した「Windows3.1」が登場する。実際には「Windows 1.x」「Windows 2.x」もあったらしいが、一般に普及が図られたのは「Windows3.1」からだ。

この「Windows3.1」も、当時フロッピーディスクで供給されていた。その枚数は、なんと14枚!その後、1995年に発売された「Windows95」に至っては、フロッピーディスク21枚!!いちいちフロッピーディスクを入れ替えてのインストールは、半日がかりの面倒な作業だった。

CD-ROMからのインストールや、ハードディスクが標準装備のようになったのは、1998年発売の「Windows98」からだ。この時、ようやくフロッピーディスクと決別することになるのだが、同時にシステムドライブをAドライブとかにしなかったもんだから、システムドライブはCドライブとなり、「A・Bドライブ」の呪縛から逃れることはできなくなった。そしてフロッピーディスクは急速に衰退し・・・。

以前、記録保存のフロッピーディスクのアイコンを見た若者が、「これは何のマークですか?」と聞いたという話を聞いた。フロッピーディスクの存在さえ今の若者は知らない。

これまた、今は昔。