見出し画像

こぼれ話「バズる音楽に隠された3と15の法則」

SNSの先生として様々な番組でお世話になっております、山口夕依です。番組内でお伝えしきれなかったメモが溜まってきて消化不良なので、noteにゆるゆると書いていきたいと思います(笑)

今回は、10月10日に放送された「世界一受けたい授業」の「SNSでバズる方法」より、音楽がバズる理由についてです。私が世界一教えたくない発見を大公開します。アホです。


画像8

画像9

画像10

画像11


聴くだけちゃうねん。

ブログやTwitterに、InstagramやTikTokが加わり、SNSの在り方は大きく変化しました。テキストや既存のコンテンツを投稿するだけでなく、画像や動画を自分で作成して投稿する、それがSNSの新しい楽しみ方です。

それに伴い、音楽は「聴くもの」や「演奏するもの」だけでなく、「動画の材料」になりました。つまり、直感的に「耳に残る・自分でも歌えそう・BGMに使いたい」と思ってもらえるか、が肝なのです。

そのために、いま最も重要なのが「3と15の法則」です。

3の法則ってなんや。

人間は3つの存在に対して、簡潔さと満足感を覚え、記憶に残りやすい傾向があります。プレゼンテーションでも「要点は3つにするべし」と聞いたことがある方も多いかと思います。

この傾向は音楽にも当てはまり、3つの音を中心にサビのメロディーが構成されているヒット曲が数多く存在します。3音を中心に構成されているメロディーは、シンプルでキャッチーに感じられ、誰でも歌いやすいのです。

近頃ですと、瑛人さんの「香水」NiziUの「Make You Happy」がその最たる例です。誰でも覚えやすく、歌いやすいので、カバー動画がたくさん投稿されました。

画像9

画像10

画像11


めっちゃあるんよな。

以下のようなヒットソングが「3の法則」に当てはまります。ここに挙げているNissyさんの「トリコ」は、初期のTikTokにおいて爆発的に人気となった曲です。

作曲をしていると、どうしても巧妙なメロディーを作りたくなってしまいますが、シンプルこそが真に巧妙なのだと改めて思い知らされます。

■邦楽
・サザンオールスターズ「真夏の果実」
・AKB48「ヘビーローテーション」
・嵐「Troublemaker」
・きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」
・DA PUMP「U.S.A.」
・RADWIMPS「そっけない」
・Nissy「トリコ」
瑛人「香水」
・NiziU「Make You Happy」

■洋楽
・One Direction「What Makes You Beautiful」
・Taylor Swift「You Belong With Me」
・Taylor Swift「Shake It Off」
・Bruno Mars「Just The Way You Are」
・Mark Ronson feat. Bruno Mars「Uptown Funk」

■番外編:星野源さんのヒット曲はイントロが3音
・恋
・SUN
・アイデア
・ドラえもん


15の法則ってなんや。

そして「15の法則」というのは、サビの全体または前半がちょうど15秒であるという点です。音楽トレンドの新たな発祥地となっているTikTokでは、15秒での動画投稿が主流です。瑛人さんの「香水」はサビ全体が15秒、NiziUの「Make You Happy」はサビ前半が15秒となっており、BGMに使いやすいのです。

TikTokで動画を作成する際に、楽曲の使う箇所は調整できるのですが、ほとんどのユーザーが調整せずに、そのまま15秒間使っています。なので、15秒でまとまっていることは、TikTokで投稿される前提条件なのです。

画像11


最後に。

おツッコみ頂きました。

上田さんにツッコんでいただき、
幸せでした!!!(大満足)

わたしが歌を作るときは直感だけでなく、マーケティング思考であれこれ考えちゃいます(笑)アーティストの楽曲制作やSNS戦略、もっと手伝いたいな。。。(願わくばCMソングも作りたいな。。。)


画像9

画像10

画像11


こぼれ話シリーズ、ゆるゆると続けていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?