沖縄の旅路で出会ったてぃーあんだ
こんにちは、NIPPON TABERU TIMES編集部員の原口拓也です。
沖縄での旅路で訪れたテイクアウト専門の串焼き屋「うすまさ鳥のこーるまん」。一見すると、普通の串焼き屋さん。しかし、一つ一つの料理、取り組みをみると店主の愛であふれていました。
「てぃーあんだ」の意味は愛情。手の脂がしみこむくらい愛情が込められた料理という意味から生まれた言葉です。
今回はそんなお店の主人、名幸さんのあたたかさと愛に触れる、日々を紹介します。
こだわりの秘訣はてぃーあんだ
店のメニューを見ると、豚バラ串やねぎまなどの定番串焼きのほかに、豚ベラ串やイタリアンなど見慣れない商品が目に入ってきます。
豚ベラが何か気になり店主・名幸さんに「豚ベラ串をひとつ下さい」と注文。
注文が入ると、一本ずつ炭火で焼いていきます。
豚ベラ串が何なのか尋ねると「これは、沖縄県産豚軟骨。コリコリしていて、味が濃いんだよ」と名幸さん。
この肉は名幸さんが精肉施設で実際に働き、直接仕入れたお肉だそう。豚バラ肉やロース肉と違って、なかなか流通しない部位だそう。実際食べてみると、コリコリした食感でコクが口の中に広がります。
他のメニューについて尋ねると、沖縄県の食材にこだわったものや、自分で育てた水菜巻など、全てのメニューに「こだわり」が。
ー原口:食材のほとんどに沖縄の食材を使い、こだわり抜いていると感じたんですが、ここまでこだわるのはなぜですか。
ー名幸さん:やっぱり、お客さんにおいしいものを食べてもらいたい。そして喜んでほしい。それを考えると手間がかかるとしても妥協せず、食材にはこだわりを持っています。
ー名幸さん:なんて言ったって、いいお肉を食べると幸福度、満足度、幸福感がさらにアップしますからね。
ー原口:なるほど。一番のこだわりは何ですか。
ー名幸さん:それはてぃーあんだ。沖縄の言葉で愛情という意味だよ。
「食べる人に喜んでほしい」、そして「笑顔になってほしい」という気持ちが、串焼きを1本1本ていねいに焼く名幸さんの姿からひしひしと伝わりました。
子供たちが無料でご飯を食べられる「未来チケット」
名幸さんは、お金がなくても子供たちが無料でごはんを食べられる「未来チケット」という活動にも取り組んでいます。これは、1枚300円でチケットを購入すると、そのチケットが店頭に張り出されます。そして子供たちがそのチケットを使ってご飯を食べられるというシステムです。
―原口:なぜこの活動に参加しようと思ったのですか?
ー名幸さん:私が小さいころ、父が病気になり満足に食事ができなかった。そんなひもじい思いを子供達にはさせたくないと思いこの活動に参加しました。
次の世代に同じ思いはしてほしくないという名幸さんの思い、優しさがうかがえます。
働く人が笑顔で「また明日」と言えるようにしたい
ー原口:名幸さんが、串焼きを通じて今後していきたいことは何ですか?
ー名幸さん:今までは一人で切り盛りしてきましたが、これから従業員を雇いたいと思っています。そこで、自由出勤、自由勤務で頑張った分だけ努力が報われる会社にしたいと思っています。また、従業員が笑顔で「また明日」と言えるようにしていきたいです。
お客さんに喜んでもらえるだけでなく、働く側に対しても思いやりを持っている名幸さん。
このようにひとつひとつから、名幸さんの「てぃーあんだ」が感じられました。
ぜひ、沖縄に訪れたなら、名幸さんの「てぃーあんだ」に触れてみませんか。
うすまさ鳥のこーるまん公式サイト
https://www.skewers-side-dish.com/shop
アクセス
https://goo.gl/maps/jzKbJ5Wkjv9MbB329
お支払いはクレジットカード、スマホ決済、電子カードが使えます。
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